みなさんおはようございます!こころ鍼灸接骨院の村井です
今日は昨日に引き続き梨のお話
梨の栄養
梨はみずみずしい果汁が特徴だけあって、90パーセント以上が水分です。そして、残りの10パーセントには、注目の栄養素がたくさん含まれています。
その数30種類以上ともいわれますが、なかでも注目すべき栄養素を以下にご紹介します。
■カリウム:体内バランスの調整役
カリウムは余分な塩分を排出したり、血糖値を下げたりする働きがあり、高血圧や糖尿病などの生活習慣病が気になる方、
塩分を多く摂りがちな方に積極的に摂ってほしい栄養素です。利尿を促進するので、むくみが気になる方にもおすすめです。
■アスパラギン酸:体を動かすエネルギーを作り出す
アスパラギン酸はアミノ酸のひとつで、飲食物でとった「エネルギー源」を「エネルギー」に変える働きをしています。
「疲労回復を助ける」ことが期待され、夏バテ時などの体力消耗時におすすめです。栄養ドリンクに添加されていることもあります。
咳・喉の痛みにおすすめ! 「梨の薬膳デザート」
秋になると喉や肺の粘膜が乾いて熱を持った感じのする「喉風邪」が流行りだします。喉が痛い、イガイガする、咳が出る……
そんな時にぜひ試していただきたいのが、梨の薬膳デザート。喉の炎症を冷まして、潤いを補ってくれます。
作り方も簡単、食べ終わったあとの体はほかほか、喉のイガイガは和らいでなめらかな感じがします。
お皿にあふれた果汁は咳止めになりますから、残さず飲み干してください。
レシピはこちら
<材料>
梨…1個
氷砂糖…2~3個 (なければ、ハチミツ 大さじ1)
刻みしょうが…少量 (なければ、チューブのしょうが1センチくらい)
<作り方>
梨を半分に切り、スプーンで芯をくり抜きます。
できた穴に氷砂糖としょうがを入れて皿に載せ、ふんわりとラップをかけ、電子レンジで6分ほど加熱して完成です。
※熱々になっているので、やけどに注意して取り出しましょう。くり抜くのが面倒でしたら、
一口大にカットした梨でも大丈夫です。汁がたくさん出るので、深めのお皿を用意してください。
暑さによるバテや乾燥による喉の痛みなど、季節の変わり目は体の不調も複雑です。
季節の作物は、その時季に摂っておきたい栄養や効能を持っています。梨はまさに「季節の変わり目」にふさわしい食べ物といえるでしょう。
本格的な秋を健やかに迎えるため、備えとしての食養生になりますから、見かけたらぜひ手にとってみてください。