みなさんおはようございます!
こころ鍼灸接骨院の村井です
みなさんはアクティブエイジングという言葉をご存じですか?
2002年、第2回国際連合高齢者問題世界大会でWHOが提唱した
年齢を重ねることに対する考え方です。
アクティブ・エイジングは言葉の印象から、「活動的な高齢化」といった意味で捉えられることがよくあります。
しかしWHOの定義によると、アクティブ・エイジングとは
「人々が歳を重ねても生活の質が向上するように、健康、参加、安全の機会を最適化するプロセスである」とされています。
身体が健やかであることや、労働に従事できるといったことに限らず、社会的、経済的、文化的、精神的、市民的な事柄へ継続的に参加するといったことまで含まれているのです。
つまりアクティブ・エイジングの目的は、全ての人々の健康寿命を延ばし、老後の生活の質を上げることと言えます。
次に、WHOが挙げたアクティブ・エイジングの3つのポイントを見ていきましょう。
■社会参加
定年退職や仕事からの引退、子育ての終了など、社会との接点は年齢を重ねるごとに減りがちです。
それをそのままにせず、高齢者が一人ひとりの能力やニーズ、希望などに応じて社会参加ができるようになることが、アクティブ・エイジングのポイントになります。
■健康
アクティブ・エイジングは身体の活動に限らないとはいえ、健康状態は生活の質にも大きく関わります。
高齢者が、歳を重ねてもよりよい健康状態を保ちながら生活でき、高度な医療や介護などのケアサービスを受けずに済むことも、アクティブ・エイジングのポイントです。
■安全
健康寿命が順調に延びていったとしても、全ての高齢者がいつまでも健康で自立した生活を送れるとは限りません。
生活のために支援が必要になった時、政策などによって保護され、尊厳を守ることができ、ケアを受けられると保証されていることもまた、アクティブ・エイジングのポイントです。
ここまでは、WHOが提唱した内容に基づいて、社会がアクティブ・エイジングのために担うべきことをご紹介してきました。
しかし、高齢者が社会参加を継続したり、健康を保ったりするには、社会だけでなく高齢者自身の取り組みも重要です。
明日からもこんなブログを書きながら毎日健康に暮らしていけたらなと思います!さぁ毎日の生活にちょっとしたスパイスを!