みなさんおはようございます!
こころ鍼灸接骨院の村井です
今日は国民病についてお話ししましょう
慢性腎臓病の患者数は、推定1,330万人。成人の約8人に1人がかかる国民病といえます。
かつて、運動は慢性腎臓病を悪化させるため安静にすべきと考えられていきましたが、最近では
運動したほうが慢性腎臓病の改善や予防につながることが分かってきました。
慢性腎臓病の基礎知識と、予防や改善に役立つ運動の方法についてお話していきましょう
加齢や生活習慣病が慢性腎臓病の原因に
慢性腎臓病とは、腎臓の機能が低下して最終的に腎不全に陥り、透析が必要になる病気の総称です
進行すると、心筋梗塞や脳卒中といった病気のリスクが高まることも明らかになっています
原因となるのは、加齢による腎機能低下のほか、高血圧や糖尿病といった生活習慣病です。
腎臓の内部には、「糸球体」というフィルターのような役割を果たす器官がたくさんあり
腎臓に流れ込む血液をろ過して尿をつくっています。高血圧や糖尿病は血管を傷めるため
糸球体の細い血管もダメージを受けます。すると、正常に機能する糸球体が減り、腎機能が低下してしまうのです
慢性腎臓病の代表として、高血圧が影響して生じる「腎硬化症」と、糖尿病の合併症として生じる「糖尿病性腎症」がありますが
この2つの病気で、慢性腎臓病が進行して透析が必要となるケースの半数以上を占めています。
また、痛み止め(非ステロイド性抗炎症薬)の使いすぎ(何週間も継続して使用するような場合)も、腎機能を低下させ、慢性腎臓病を引き起こすことがあります。
自覚症状に乏しく、気づかないうちに進行
慢性腎臓病にかかっても、初期にはほとんど自覚症状がないため、気づかないうちに進行してしまうおそれがあります
進行すると、どのような症状が出るのでしょう‥明日からはこのお話をしていきましょう