みなさんおはようございます!こころ鍼灸接骨院の村井です
昨日に引き続き今日は慢性腎臓病についてのお話です
慢性腎臓病にかかっても、初期にはほとんど自覚症状がないため、
気づかないうちに進行してしまうおそれがあります。進行すると、以下のような症状が出ることがあります。
①疲れやすくなる
②尿が泡立つようになる
③尿が赤くなったり茶色くなったりする
④むくみが出る
⑤血圧が上昇する
症状を自覚できる頃には、慢性腎臓病がかなり進行していると考えられます。ある程度まで進行してしまうと、
腎機能が回復することはありません。最終的には、老廃物を排出できなくなり、人工透析、腹膜透析や腎移植が必要になります。
尿検査と血液検査で早期発見を!!
慢性腎臓病は、以下の1と2のいずれか、または両方が3ヵ月以上継続していることが診断基準とされています。
1 たんぱく尿や血尿、画像診断などの結果から、腎臓に障害があることが明らかだと判断される
2 糸球体ろ過量(GFR)が60ml/分/1.73m2未満である
1は、尿検査を受けて、尿にたんぱく質や血液が混じっていないかどうか調べれば分かります。
2は、血液検査で血清クレアチニンを調べ、それを計算式に当てはめて糸球体ろ過量の推定値を算出することで判断します。
どちらも一般的な健康診断に含まれていることが多いため、定期的に健康診断を受けることが早期発見につながります。
ただし、血清クレアチニンは筋肉量に左右されるため、高齢者のうち、筋肉が少ない人やリハビリ中の人、
糖尿病や高血圧のある人は、シスタチンCという別の値も測定したほうが、正確に腎機能を測ることができます。
検査で異常が見つかった場合でも、慢性腎臓病の基準を満たさない程度の異常であれば、食事や運動など生活習慣の改善と、
高血圧や糖尿病など腎機能に影響する病気がある場合はその治療を行うことで、回復の余地があります
しかし、腎機能の低下が進んでしまうと、元に戻ることはありません。透析の開始を遅らせることを目標に、生活改善や薬による治療を行わなければならないのです
では取り戻せなくなる前に早めの予防、改善策に乗り出しましょう!
つづきはまた明日! 今日も皆さんによって豊かな一日になりますように