みなさんおはようございます!
こころ鍼灸接骨院の村井です
今日も昨日に続いて予防接種のお話です!
予防接種が効くしくみ
感染症にかかると、体の中でウイルスや細菌などの病原体に対する免疫が作られ、次に同じ病原体が体内に入ってきた際にすぐに攻撃するしくみができあがります。
予防接種は、このような免疫のしくみを利用して、病原体が体内に入ってきても病気になりにくい状態をあらかじめ作っておくものです。
現在使われているワクチンの主成分(抗原)を大きく区分すると、以下の3種類です。
・生きている病原体を用いたワクチン(弱毒生ワクチン)
症状を軽減して免疫が得られるように、生きている病原体の毒性を弱めたもの。実際に感染した場合と同じように、
ワクチン抗原が体内で感染して免疫が作られるため、少ない接種回数で強い免疫を得やすいが、免疫力が低下している人には接種できず、まれに感染症そのものの症状が生じる可能性もある。
麻疹、風疹、黄熱ワクチンなど
・病原体の一部の成分や不活化した病原体を用いたワクチン
(不活化ワクチン・遺伝子組み換えワクチン・多糖体ワクチン・タンパク結合ワクチン・サブユニットワクチンなど)
病原性をなくした(不活化した)病原体や、免疫を作るのに必要な病原体の成分のみをワクチンとしたもの。
感染性はないため、予防接種を受けて感染そのものの症状が生じることはなく、免疫力が低下している人も接種できるが、原則として複数回の接種を必要とする。
インフルエンザ、肺炎球菌、B型肝炎ワクチンなど
・病原体の出す毒素を用いたワクチン(トキソイド)
病原体の出す毒素の病原性をなくし、免疫を作る性質を残したもの。不活化ワクチン等と同様、
免疫力が低下している人も接種できるが、原則として複数回の接種を必要とする。
ジフテリア、破傷風ワクチンなど
また、2021年2月に接種が始まった新型コロナウイルスのワクチンは、mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンという新しいメカニズムで開発されたワクチンです。
mRNAは、DNAからコピーした遺伝情報を持つRNAのことで、新型コロナウイルスワクチンの抗原であるmRNAは、
新型コロナウイルスの一部であるスパイクたんぱく質の遺伝情報が含まれています。このmRNAワクチンを接種すると、人の細胞内でウイルスのスパイクたんぱく質が作られ、
この病原体の一部に対して免疫が反応して抗体などが作られます。mRNAはDNAがある細胞の核内に入ることはないため、人間の遺伝子に影響を与えることはありません。
またウイルス自体が体内で作られるわけでもないので、ウイルスに感染することもありません。mRNAワクチンは、
最新の技術を用いた新たな種類のワクチンですが、従来のワクチンと比べて開発にかかる時間を短縮できる点も利点となります。
難しい言葉がたくさん並んでいますが頭の片隅に置いていただければ幸いです
もちろんワクチン接種は賛否両論ありますのであくまでも摂取は自己の判断でかまいません!ただメリットが多いのも事実ですね☆彡