みなさんおはようございます!!
こころ鍼灸接骨院の村井です
予防接種についてのお話の続きです☆彡
大人が検討したい予防接種は?
多くの予防接種は、まだ病原体に感染したことがないため感染のリスクがあり、病気にかかると重症化
しやすい小さな子どものうちに受けることが多いですが、大人になってから検討すべき予防接種もあります。
まず、病気にかかりやすい人や、かかってしまった場合に重症化しやすい人は、予防接種を積極的に受けることが推奨されます。
これにはまず、加齢に伴って免疫機能や臓器機能が低下している高齢者が該当します
65歳以上の場合(基礎疾患によっては60歳以上でも)、予防接種法に基づいた定期接種として、
インフルエンザワクチンと肺炎球菌(多糖体)ワクチンの接種を、費用の一部に公費を使って受けられます(肺炎球菌ワクチンは接種できる年齢に制限あり)
妊婦も免疫機能が低下し、感染症の発症時には重症化しやすくなるため、インフルエンザワクチンの接種が推奨されます
また、麻疹、風疹、水痘などは、妊娠中に感染することでお腹の中の赤ちゃんに悪影響が生じるため予防が大切ですが、
妊娠中は弱毒生ワクチンを接種できないため、妊娠する前に接種を受けておく必要があります。こうした感染症を確実に予防するためには、妊娠前に医師に相談しておくとよいでしょう。
過去の予防接種制度によって、現在必要とされている予防接種を受けていない人は、大人になってからでも接種が必要となります。
例えば、風疹ワクチンは、1994年以前には、中学生女子にしか接種されていませんでした。そのため、
一部世代の男性は、風疹の抗体を持っていない人の割合が高くなっています。
そこで、2025年3月までの予定で、1962年(昭和37年)4月2日~1979年(昭和54年)4月1日生まれの男性に、
無料で抗体検査と(必要な場合に)ワクチン接種が受けられるクーポン券が配布されています。
風疹は、妊娠中に感染すると、生まれる子どもが心疾患や白内障、難聴といった病気を持つことで知られる先天性風疹症候群を発症する可能性があり、
近年でも実際に発症例が報告されています。前記の年代に該当する男性は、周りの人に風疹をうつさないために、この制度を利用して検査および予防接種を受けることが勧められます。
さらに、海外への渡航の機会がある人も注意が必要です。日本では流行のない感染症に渡航先でかかり、日本に持ち込んでしまう可能性があります。
言葉や制度の異なる国では、医療機関を受診するハードルも高くなりがちです。渡航前に、現地で流行している病気や、
受けておいたほうがよい予防接種の情報などを確認しておきましょう。
近年、「生涯を通した予防接種」という考え方が提唱されるようになってきました。
子どもだけでなく大人も予防接種を受け、予防可能な病気をできるだけ予防しようという概念で、これによって健康で自立した生活を長く保てる可能性が高くなります。
大人に必要な予防接種もあります。予防接種に関する正しい知識を身につけて、自分自身や周りの人たちの健康に役立てましょう。
大人向けの予防接種の情報は、国立感染症研究所のWebサイトに掲載があるので気になる方はチェックしてみてください!
皆様にとって今日も豊かな一日になりますように☆彡