みなさんおはようございます!こころ鍼灸接骨院の村井です
さて表題にもあるように呼吸筋んてなんだ??
生きるために必要不可欠な呼吸は、実は姿勢やメンタルにも深く関わっています。
長時間のデスクワークで猫背の姿勢が続くことで知らず知らずのうちに呼吸が浅くなっていたり
不安やストレスなどによって呼吸の回数が多くなったりしている人も少なくないようです
姿勢を改善し、深くゆっくりした呼吸に整えるための「呼吸筋ストレッチ」についてお話していきましょう
呼吸筋とはどんな筋肉?
呼吸は肺が行うもの、と思う人は少なくないでしょう
しかし、肺は自らふくらんだり縮んだりすることはできません肺は胸郭という肋骨で覆われた部屋に取り囲まれていて
この胸郭が広がることで空気が入り、胸郭が狭くなることで空気が出ていきます
こうした胸郭の拡大や収縮を起こすのが、胸郭のまわりの筋肉です
このように胸郭を動かし、呼吸に関わる筋肉のことを「呼吸筋」といいます
横隔膜は代表的な呼吸筋の一つですが、この他にも胸やおなか、背中などに複数存在しています
横隔膜の働きに加えて、呼吸筋の柔軟性と活動を高めることで胸郭可動域が広がるので、空気をしっかり吸えて、しっかり吐けるようになるのです
さらに呼吸筋には、空気を吸うための筋肉「吸きゅう息筋そくきん」と吐くための筋肉「呼こ息筋そくきん」の2種類があります
吸息筋は主に胸より上に、呼息筋はおなかのほうに集中しており、それぞれがシーソーのようにバランスを取り合って呼吸を整えています。
勢の悪さが呼吸筋にも影響
立っている時、歩いている時、座っている時、知らず知らずのうちに猫背になっていることはありませんか?
自分の姿勢は自分で気づきにくいものです。猫背になると胸郭が広がりにくくなりますが
これは肩甲骨が正しい位置にないからです。菱形筋りょうけいきん自体は呼吸筋というよりも、肩甲骨を内側に引きつける筋肉です
肩甲骨が適切な位置にくることで、前鋸筋という肩甲骨と肋骨をつないでいる筋肉が適切に作用して胸郭が広がりやすくなるので
菱形筋は間接的な役割を果たします
菱形筋の活動が低下すると肩甲骨が外側に開き、右の人のような猫背になりやすくなります
こうした状態では胸郭の動きが制限されてしまうのです。
今日はここまで!みなさん豊かな一日になりますように