みなさんおはようございます!
こころ鍼灸接骨院の村井です
空気が乾燥する季節。朝起きたときにのどの痛みを感じる人も多いのではないでしょうか
これは、就寝中の口呼吸が原因の一つ。また、長時間マスクをつける生活も口呼吸を招きやすくなります
口呼吸は感染症をはじめ、さまざまな健康リスクにもつながります。口呼吸のデメリットと対策についてお話していきましょう
まずは簡単なセルフチェックからしていきましょう
以下のチェックリストに1つでも当てはまる場合は、口呼吸になっている可能性があります。皆さんはいかがでしょうか。
口呼吸チェックリスト
口の中が乾きやすい
集中しているとき、無意識に口が開いている
唇が荒れている
唇が乾いている
鼻づまりがある
いびきをかく
起床時に口の中が乾燥している
起床時にのどが痛い
起床時に口臭がある
寝ている間によだれが出ている
呼吸の際に鼻が担う重要な役割
人間は本来、安静時には鼻呼吸をしています。運動したときなど、大量の酸素を取り込む必要があるときには口を開けて、鼻と口の両方で呼吸をします。
呼吸するとき、鼻には2つの大切な役割があります。1つはフィルターのような役割です
鼻の奥の粘膜上には、線毛と呼ばれる細い毛がびっしりと生えていて、同じリズムで揃って弓なり運動を繰り返しています
これは「線毛運動」と呼ばれます。外から入ってきた空気に含まれている細菌、ウイルス、花粉、塵などの不純物は、粘膜でとらえられ
この線毛運動によって外に押し流されます。
もう1つ、鼻はエアコンの役割も果たしています
たとえ外界が極度に寒く乾燥した環境でも、吸い込んだ空気を鼻の中で加温・加湿することによって、気道には温度37度、湿度100%の空気を送り、体に必要な熱や湿気を取り込んでいるのです。
口呼吸になると、鼻のフィルター機能やエアコン機能を介さずに、気道に空気が直接入るため、細菌やウイルスに感染するリスクが高まります
特に就寝中は、意識して口を閉じることができず、長時間口を開けたままになりますので、朝起きたときにのどが痛い、よだれが出る、といった症状を自覚する人もいます
いびきや無呼吸から睡眠の質が低下し、さまざまな不調につながることもあります
また、口が乾燥して唾液が少なくなれば浄化作用・殺菌作用が得られず、歯周病菌などの細菌の温床にもなりますので、口臭や歯周病の悪化のリスクも考えられます。
さらに、子どもの口呼吸にも注意が必要です。ポカンと口を開けた状態が習慣になっている子どももいます
幼少のころから口呼吸が習慣になっていると、口まわりの筋肉がゆるんで弱くなります。それによって前歯が前方に突き出たりするなど、長期的にあごの発育(歯並びや噛み合わせ)にも影響を与える恐れがあります