2018年12月1日 更新
目の下のクマ、その原因は睡眠不足だけじゃない!?
あなたの目の下のクマ、一体何色に見える?
「クマ」には、放っておいて大丈夫なものと、ちゃんと対策をしなければいけないものがあることをご存知でしょうか。若いうちはそれほど気にならなかったのに、年を重ねるにつれて老け顔がどんどん気になってきた。そんなことにならないために、日頃からのクマ対策は大事です。
クマの種類は、色を基準としてある程度の見分けが可能です。生活習慣や食生活と照らし合わせながら、どのタイプかを知った上で対策してみましょう。
疲れ、睡眠不足、ストレスが溜まっている人は「青クマ」
残業が続いたり、プライベートでイベントが重なって寝不足だったり。あるいは、家事や育児で忙しくストレスを感じている方もいるでしょう。そんなときに目の下へ現れるのが「青クマ」です。これは、多くの人が疲労のサインとして受け取るもの。体の疲れによって血流が悪くなり、隅々まで血液が行き渡りにくくなることで起こります。
青クマは疲労回復で自然に消えることが多いですが、少しでも早くなくすためには体を休めることが重要。そして、体を内外から温めることです。例えば、ホット甘酒や生姜湯はおすすめ。また、目元はホットアイマスクや蒸しタオルで温めてみてください。なお、ただ温め続けるのではなく、冷やすことと交互に行えば、さらに血行促進が期待できます。
骨格・加齢と塩分や糖分の多い食生活の人は「黒クマ」
生まれつきの骨格や、加齢による目の下のたるみがもたらす黒クマ。この黒クマは自然には消えてくれません。目の下がたるむ要因のひとつにむくみが挙げられますが、塩分や糖分の多い食べ物を控えることで、ある程度の予防が可能です。一度、食生活を見直してみると良いでしょう。
それでもできてしまった黒クマには、眼輪筋トレーニングや目の周りの筋肉をストレッチすることが有効です。眼球を上下左右に動かしたり、右回り左回りへ大きくゆっくり回したり。こうした動きから、ハリのある筋肉を保つようにしてください。また、お肌に合った目元専用のエイジングケア化粧品を試してみるのも、対策のひとつです。
しっかりアイメイク、よく目をこする人は「茶クマ」
普段から特にアイメイクへ力を入れている人や、目をこする癖のある人に要注意なのが茶クマです。丁寧にクレンジングし、肌にメイクが残らないのであれば問題ありません。しかしそれでも、化粧を落とすため必要以上にこすってしまう恐れがあります。皮膚の薄い目の周りは、色素沈着を起こしやすいので要注意です。
茶クマ対策として挙げられるのは、化粧品を落としやすいものにする、あるいは、クレンジングをあまりこすらずに済むものに変えるという2つの方法。また、面倒だからと化粧を落とさずに寝るのは厳禁です。下地にはUVカット機能のあるものを使い、日焼けを防ぐように心がけましょう。
◆執筆:山岸 りん