年齢のせいか、あるいは季節のせいか――肌がカサカサするように感じることはないでしょうか?
乾燥肌になってしまうのは、生活習慣が原因となっているケースがあります。
ふだんの生活を見直しつつ、正しいスキンケアで潤いのある肌を目指しましょう。
乾燥肌になってしまう原因は?
肌がカサカサしてしまうのは、季節のせいだけではないかも?
実は、乾燥肌になってしまうのはケアの方法や生活習慣が原因ということも考えられるのです。何をしてもカサカサ肌がおさまらないという人は、これまでの生活習慣を見直してみましょう。睡眠スタイルや入浴後のケアなどによって、知らないうちに肌にダメージを与えているかもしれません。
まずは睡眠について。最も多くの成長ホルモンが分泌されるといわれる、眠りに入ってから約3時間の間に熟睡すると、肌が回復しやすくなります。寝る前にスマートフォンやPC、テレビを見るなど、寝つきが悪くなるようなことはなるべくしないように気を付けましょう。また、乾燥肌には刺激を与えやすいウールなどの素材よりも、コットンなどのお肌に優しい素材の寝具を利用するのをおすすめします。また、入浴後は肌の水分が蒸発しないうちに、すみやかに美容液などで保湿してください。
肌が水分を保持する仕組みと必要な成分について
肌の水分保持には、皮膚にある「角質層」の働きが関係しています。この角質層は水分の蒸散を防ぐフタような役割をしているのです。この角質層の潤いは、「皮脂」「天然保湿因子」「角質細胞間脂質」という物質により保たれています。皮脂と聞くとベタベタしたイメージを持つ人が多いと思いますが、これも保湿のために欠かせない大切な成分のひとつ。ニキビの原因のひとつでもある皮脂ですが、実は私達のお肌が乾燥から守られているのは、天然のクリームともいえる皮脂のおかげなのですね。
効果的な乾燥肌対策は?間違ったスキンケアには注意
効果的な乾燥肌対策としては、何よりも質の高い睡眠を確保することが重要です。就寝前にはしっかりと体を温め、飲食は寝る3時間前までには済ませておきたいものです。入浴では、洗顔による皮脂の落とし過ぎに注意しましょう。皮脂は肌の潤いを守ってくれるものですから、洗顔は優しく行い、お風呂から出たらすみやかに保湿ケアを。また、冬場は寝室の空気の乾燥にも注意したいですね。あまりにお部屋の湿度が低過ぎるようでしたら、加湿器を利用するなどの工夫をして、なるべく肌から水分が奪われない環境を作りましょう。
まとめ
今回は、乾燥肌の原因と対策についてお伝えしました。肌質だからと諦めている人もいるかもしれませんが、乾燥肌は毎日のケアや生活習慣が原因となっているケースも少なくありません。皮脂を取り過ぎてしまっていないか、肌が回復しやすい環境づくりできているかどうか、今一度チェックしてみてください。いくら乾燥肌向けの化粧品を使っても、肌から水分が逃げて行く生活習慣を続けていたら意味がありません。
肌が乾燥してしまうと、化粧ノリが悪くなったり、ヒリヒリと痛んでしまったり、シワやシミも発生しやすくなるといいます。年齢を感じさせない肌を手に入れるためにも、正しい方法で乾燥肌対策をしたいものですね。
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