リフレクソロジー
「リフレクソロジー（reflexology）」の語源は、reflex（反射）＋ology（学問）。手・足・耳などにある「反射区」というゾーンを刺激することで、対応する体の器官を活性化させ、新陳代謝の促進や老廃物の排出を促す施術法をいいます。とくに反射区の多い足裏のリフレクソロジー（足裏リフレ）は人気が高く、ツボ刺激を重視した「台湾式リフレクソロジー」や、オイルを使用する刺激の少ない「英国式リフレクソロジー」などが有名。服を着替える必要がなく、限られたエリアを刺激するだけで、不調をやわらげたりストレスを緩和することができることから、クイックマッサージの定番メニューにもなっています。
ちなみに、「人間の体には全身を流れるエネルギーゾーンがあり、とくに足には体の各部を反射するポイントがある」と唱えたのは、アメリカ人医師・ウィリアム・フィッツジェラルド。きっかけとなったのは、手術中の患者がベッドの端に手足を押しつける行為を見たことで、これを医学的に研究するうちに、手足への刺激に痛みをやわらげる効果があることがわかり、「ゾーン・セラピー」という本が発表されました。よって、現代リフレクソロジー発祥の地はアメリカだといわれています。
アメリカでは学問として体系化されており、肩こりや腰痛・ストレス緩和など、その効果は大学の研究で科学的データによって証明されています。日本ではリラクゼーションの一種として認識されていることが多いリフレクソロジーですが、欧米では医療を助ける「補完療法」として大学や専門学校で学ばれ、医療の現場でも広く活用されています。
リフレクソロジーの特徴
リフレクソロジーでは、主に指の腹を用いて施術を行います。足裏や手、耳などの反射区をくまなく刺激することで、間接的に胃腸や肺、心臓などの臓器や器官を刺激する効果が得られ、その結果、胃弱、冷え性、腰痛、ストレスを軽減し、深いリラックスをもたらしたり、血液やリンパの流れを良くし、体内の老廃物の排泄を促進。心身のバランスをとり、エネルギーを高めるといわれています。
足裏に反射区が多いことから、日本に伝わった当初は「足裏マッサージ」とも呼ばれていました。
実際足裏のツボ刺激を中心としたリフレクソロジーが目立ちますが、ツボ刺激だけでなく優しく撫でるように刺激したり、手や耳の反射区を刺激したり、足裏だけにとどまらないのがリフレクソロジーの特徴。痛みがなく、少ないストレスで効果が感じられる手法です。
特に肩こりに悩んでいる人や、免疫力・代謝のアップ、ストレス解消とリフレッシュ、むくみの解消、足やせ、美肌、便秘、生理痛の緩和などにおすすめのリフレクソロジー。代替医療として病気の予防効果も注目されており、乳幼児から高齢者まで、安心・安全に受けることができ、体の内側からの美容効果を求める女性からも人気です。
リフレクソロジーの効果
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高いリラクゼーション効果
リフレクソロジーは適度な刺激が特徴。基本的に痛みや不快感を感じることなく、心身ともに存分にリラックスできます。リラックスしていることを示すアルファ波が高まることも、科学的に証明されています。
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血液・リンパの流れの促進
心臓から送り出された血液は、細胞で不要となった二酸化炭素や老廃物を受け取り、細胞やリンパ管を通って心臓に戻ります。
リフレクソロジーはこれらの流れを促進させ、細胞の活性化により免疫力もアップ。脚のむくみ・疲労の改などが見込めます。 -
器官・臓器の活動を正す
対応する部位に施術を施すことで、弱っている器官や臓器に働きかけ、正常な活動ができるように導きます。
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ホルモンバランスの調整
ストレスを優しく癒し、ストレスや不規則な生活で乱れがちなホルモンバランスを正常に保ちます。
