カッピングは単に「吸う施術」ではない
自分は「引圧」という考え方で見ている
「カッピングは何をしているのでしょう?」
カッピングというと
・血流改善
・デトックス
・赤い跡が付く施術
そんなイメージを持たれている方が多いと思います
もちろん、それも間違いではありません
でも自分が30年以上カッピングを続ける中で
ずっと疑問に思っていたことがあります
カッピングは身体に何をしているのだろう?
加圧トレーニングは「押す刺激」
加圧はベルトで腕や脚を締めて身体へ刺激を与えます
つまり
「押す刺激」
です
身体はその刺激に反応して様々な変化を起こします
では
カッピングはどうでしょう?
カッピングは「引く刺激」
カッピングは皮膚を吸い上げます
つまり
「引く」
という力が働いています
自分はここに注目した
カッピングは
血流を良くする施術ではなく
身体を物理的に引っ張る施術
ではないか?
だから自分は「引圧」と呼んでいる
一般的には陰圧と呼ばれます
でも自分はあえて
「引圧」
という言葉を使っている
理由はシンプルです
加圧が押す力なら
引圧は引く力、だからです
自分は
「加圧」と「引圧」を
「陰と陽」
そんな関係として考えています
【引圧(Pull Pressure)とは、陰圧を利用して皮膚・筋膜・筋肉に牽引刺激を与え、身体本来の動きや柔軟性を引き出すENJUDO独自のコンディショニングメソッドです】
引っ張るということは「ストレッチ」
ここが一番伝えたいこと
カッピングをすると
皮膚が持ち上がります
持ち上がるのは皮膚だけでしょうか?
自分は違うと思っています
・皮下組織
・筋膜
・筋肉
・結合組織
これらにも物理的な牽引力が加わっているはず
つまり
組織は引っ張られ
伸長される
自分はこの考え方から
カッピングを
「真空ストレッチ」
として捉えている
今まで説明されてこなかった視点
カッピングの説明では、鍼灸師視点でのものが多く
血流
デトックス
経絡的なことが多かった
最近やっと筋膜リリース的な表現をするケースも出てきた
でも
引っ張ることで何が起きるのか?
ここまで説明されることはほとんどありません
自分はこの「牽引刺激」こそカッピングの本質ではないかと考えている
「加圧」と「引圧」は正反対だけれど似ている
加圧は押す
引圧は引く
力の方向は正反対です
でも
どちらも身体に
「圧刺激」
を与えていることには変わりありません
自分は、この共通点にとても興味を持っています
もしかすると身体は
押す刺激と引く刺激を受けて
それぞれ違う反応だけではなく
共通する反応も起こしているのではないか?
そんな仮説を持っています
もちろん
これは今後さらに考え、学び、検証していきたいテーマです
ENJUDOが考える「引圧」
私はカッピングを
吸い玉療法ではなく、
「引圧によるコンディショニング」
として考えている
筋膜リリースでもない、
デトックスだけでもない、
身体へ
「牽引刺激を与える物理療法」
そんな新しい視点から
これからも研究を続けていきたいと思っている
編集後記
30年以上カッピングを続けてきて
自分の考え方を大きく変えたのが
加圧トレーニングだった
加圧が押す刺激なら
カッピングは引く刺激ではないか?
その考え方から
「引圧」
という言葉が生まれました
まだ仮説の部分もあります
でも
この考え方によって
今まで説明できなかったことが
少しずつつながり始めています
これからもENJUDOでは
身体を研究し
新しい視点を発信していきたいと思います
【もっと深く学びたい方へ】
この記事でご紹介した「引圧」という考え方は、自分が30年以上カッピングに携わる中でたどり着いた一つの仮説です
現在、この考え方をもとにした ENJUDO式カッピング講習会(旧きくち式カッピング) を開催しています
引圧理論や実技に興味のある施術者の方は、ぜひ講習会の詳細をご覧ください
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