ダイエット開始時は誰もが「頑張るぞ!」と張り切るもの。それなのに段々辛くなったり飽きてしまったり……と挫折するケースが多いものです。
そこで、今年こそ必ずダイエットを成功させるための「目標設定の仕方」「メンタルコントロール術」「季節を活用したダイエット法」の3つのコツをご紹介していきます。
その1. 目標設定の仕方
「ダイエットを始めよう!」と思い立ったとき、「毎日腹筋100回」「毎日○km走る」「炭水化物を抜く」というように、ついついハードルの高い目標を設定していませんか? 実はこれがダイエット挫折の主な原因です。
目標設定が高すぎると、実際に続けるためのエネルギーがかなり必要で体力面でもハード。さらに、「やらなきゃ」という心の負担も大きいため、心身のストレスから途中であきらめてしまう結果を招きやすいのです。
●小さく&細かく目標を設定する
ダイエットを続けていくためには達成感が必要です。そのためにも、目標は小さく&細かいほど続けやすく成功もしやすいものです。
例えば「1日1回の腹筋」というユルイ設定でもOK。そして、「腹筋ができない日はお腹を引っ込めて歩く」というように、できなかったときの対応策も細かく考えておくと◎。
「こんな簡単な方法で痩せられるの?」と思うぐらいの方法でも1週間続けられれば達成感につながりますし、1週間続けられたら翌週からはもう少し負荷をかけた方法を追加していく。これを継続していけば、確実にダイエットは成功します。
その2. ダイエット中のメンタルのコントロール術
ダイエットは心身共に健康な状態でなければ続けることは難しいものです。そのためにも我慢ばかりの極端な食事制限、ハードな運動で体を追い込む方法は控えたほうがよいでしょう。
とはいえ、ダイエット中は「イライラする」「孤独に感じる」「楽しくない」など、特に心が疲れてしまう場合が多いものです。そんな時の対処法を以下でご紹介します。
●何のためにダイエットを始めたのか?
ダイエットをあきらめそうになったら、「自分がどうしてダイエットを始めたのか?」もう一度、自分に問いかけてみましょう。
「着たい洋服がある」「海外旅行で水着を着て写真を撮りたい」「元カレを見返したい」等々、色々な理由があると思いますが、それらが実現したら自分がハッピーになると思えば頑張れるはず。
逆に「やらなくちゃ」という義務感だけでダイエットを続けるとつらくなって挫折しがちです。毎日頑張っている自分を評価しつつ、明るい未来をイメージすることが大切ですよ。
●友人や家族を巻き込む
結局ダイエットとは、自分自身で心も体もコントロールしながら続けていかなければ成功しないものです。ただ、1人で続けていくには孤独を感じたり、色々な言い訳を思いついたりして中断してしまうケースも。
そういったことを防ぐためには、友人や家族に「ダイエット宣言」をして常に監視してもらったり、また、自分と一緒にダイエットを実践して競走し合うのも手です。
成果が出てきたらなるべく具体的に褒めてもらうようにしたり(例「横から見たお腹がすっきりした」)、時にはお尻を叩いてもらうなどするのが効果的です。
その3. 季節を活用したダイエット法
季節によって人間の体や体調は変わるもの。そこで、四季の特徴を活かしてダイエット法を選んでいくのも良いでしょう。
●春に適したダイエット法……キーワードはデトックス!
草木が芽吹きだす春は、エネルギーが外に発散しやすい時期。人間の体も植物と同じようにエネルギーを発散しやすい、つまりデトックスしやすい時期ともいえます。
そこでオススメなのは、「週末のプチ断食」や「グリーンスムージー」を取り入れた食生活です。冬の間に溜め込んだ脂肪や老廃物をなるべく早い段階で積極的に体外へ排出すれば代謝アップにも役立ちます。同時に、温かい気候を活用してウォーキングやジョギングを始めてみるのも良いでしょう。
●夏に適したダイエット法……
キーワードは代謝アップ!
気温も体温も高い夏は、体温を平熱に上げる必要がないため、実は代謝が落ちやすい季節です。しかも、湿度や暑さなどで冷たい飲み物や食べ物を過剰摂取しがちで、それがさらに内臓の冷え→低代謝を招いてしまいます。
そこでまずは、極力冷たい飲み物&食べ物を控えることが大切。夏になるとビールを毎晩飲む習慣のある人は、特に脂っこい&塩分の高いおつまみにも注意が必要です。
さらに、代謝アップのために夏こそお風呂に入る習慣もポイント。夏はシャワーだけで済ませてしまう人も多いですが、冷房などで冷えたカラダ、冷たい飲食で冷えた内臓を温めるためにも、しっかりお風呂に浸かりましょう。この習慣の継続が、次にやってくる“食欲の秋”でも太らない体作りに役立ちます。
●秋に適したダイエット法……
キーワードは空腹ストレスの予防!
まさに“食欲の秋”は食欲をコントロールするのがダイエットのカギ。とはいえ、無理に食欲を制限したり、食べたいものを我慢ばかりしているとストレスがたまり、かえってリバウンドを招いてしまいます。
そこでオススメなのは、調理をするとき&メニューを選ぶときは、咀嚼の必要な食材を選ぶことです。生野菜はもちろん、調理された野菜でもなるべく具材の大きなもののほうが咀嚼が必要で、咀嚼時間が長ければ長いほど満腹感が早くやってきます。
また、1日5食の食生活も◎。1回の食事量を少なくしつつ、ちょこちょこ3~4時間おきに食べることで、空腹によるストレスもなくなり、また血糖値も安定しやすいため、ドカ食いや早食いも予防できます。
●冬に適したダイエット法……
キーワードはとにかく動く!
夏とは逆に外気も体温も低い冬は、体温を平熱に保とうとするため代謝が上がりやすくなっているもの。とはいえ、寒いからと部屋の中でゴロゴロしていたのでは×。動いてこそ代謝が上がり、脂肪もどんどん燃焼するので、痩せやすい冬は動かなくちゃ損!というわけです。
とにかく冬は億劫がらずに積極的にカラダを動かしましょう。なにもジムに行ったり走ったりする必要はありません。「掃除をする」「歩く機会を増やす」「CM中だけ腹筋してみる」というように、気づいたときだけでも意識して活動量をアップさせることが大事です。
さらに、痩せやすい冬だからこそ、この時期を狙ってちょっとハードな運動に挑戦するのも◎。ウォーキング、ジョギングはもちろん、流行のDVDにトライしたりして、燃焼ボディを目指しましょう。
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