肩を動かして、”ゴリゴリ”、股関節や膝を動かして ”ポキポキ”鳴った経験は多くの人があるのではないでしょうか?
痛くなくて、自然に鳴るのは 平気ですが無理やり鳴らしたり、何回も鳴らすのは関節周辺を傷つける恐れがあるので控えることをお勧めします。
では、なんで音が鳴るのかと言うと肩が正しい位置にないからです。
肩が前や上などにズレて、正常な動きができない、筋肉がバランスよく動けないからです。
筋肉が縮まった状態や伸ばされたままの状態で肩を回すと、筋肉や腱が挟まれて詰まり、ゴリゴリ音がするのです。
ゴリゴリとは、肩周りは細かい筋肉が多く、普段動かさない筋肉とか、動かしすぎの筋肉とかがある(運動不足、同一姿勢、猫背で腕・肩を使って痛める・・)とバランスを崩し、ゴリゴリしやすくなります。普段の姿勢が原因で、筋肉に影響を及ぼしゴリゴリ音が鳴るのです。
一方、ポキポキ鳴るという乾いた音がするのは、関節が原因であると考えられます。
関節部分は骨、軟骨が傷つかないように関節包という袋で覆って関節液を満たしています。その関節包が伸ばされると、容量が大きくなり、圧力がかかります。すると、関節液に空気が入り、関節の曲げ伸ばしで圧縮された瞬間にポキッと鳴るのです。その関節包は伸ばされていることが多いので、空気がたまりやすくポキッと鳴るのはある意味、仕方ないですが、関節に負荷は掛かります。1トンの負荷と言われています。なので、鳴らしすぎは、関節回りの軟骨や靭帯を傷つけたり、腫れたりして骨が変形するかもしれないので、無理やり鳴らすのはやめましょう。
解消法は、筋肉が原因の場合、固まってしまった筋肉をほぐす必要があります。肩骨回りなど特に自分では触りづらい場所になるので整体に行ってほぐしてもらいましょう。
関節が原因の場合、骨格の歪みからくる関節への負担が考えられます。肩の関節が動きすぎているということは、肩に関係する背骨の骨格などでロックがかかっていることがあります。固まっている関節の動きを補うために、肩の関節が動きをカバーして動きすぎて関節が鳴ってしまいます。このような場合には、カイロプラクティックなどの骨格調整で肩周辺の固まってしまっている骨格を正しい位置に戻してあげることが大切になります。
音が鳴る方は、無理に鳴らさずにご来店をお待ちしております。