腰痛の原因、主な3つを紹介していきます。
1,「姿勢の悪さ」
人間の脊椎(背骨)は、横から見ると、ゆるやかなS字カーブを描いています。
しかし、日ごろ悪い姿勢を続けていると、正常なS字カーブが崩れてしまい、背骨の形が悪くなります。腰椎の反りがなくなり、頭が前に出てくると、腰椎に大きな負担がかかり、その結果、腰痛を引き起こすのです。
特に、座っているときは姿勢が崩れやすく、長時間座ることで、腰へのインパクトも大きくなります。立っているときよりも、座っているときの方が、1.4倍も腰に負担がかかるというデータもあり注意が必要です。
2,「同じ動作の繰り返し」
重い荷物を持ち上げるために、かがんだり立ったり、腰をひねったりと、同じ動作をくり返すことで、腰に負担がかかります。
また、長時間同じ姿勢を続けることも、よくありません。
動かずに同じ姿勢でいると、筋肉がこり、関節の動きが悪くなります。正しい姿勢がとりにくくなり、それが続くとさらに腰痛は悪化します。
痛みがあるからといって、安静にするのではなく、逆に動くことで、筋肉や関節がゆるまり、正しい姿勢をとりやすくなります。
3,「ストレス」
実をいうと、ストレスも腰痛の大きな原因と考えられています。
職場や家庭内でのトラブルなど、何らかの精神的なストレスがかかると、自律神経のうち、緊張状態を作り出す交感神経の働きが高まります。すると、無意識のうちに筋肉が緊張し、腰への負担を高めるのだと思われます。
これは肩こりのメカニズムと同じです。
精神的に疲れると肩がこることがありますが、腰も同じようにこるのです。
受験のシーズンになると、私の医院には腰痛を訴える受験生が多く訪れます。しかし、受験が終わると、パタリとこなくなるのです。
こうしたことからも、ストレスが痛みと何らかの関係があることがわかります。
ストレスは精神的なものばかりでなく、物理的、環境的なものもあります。
たとえば、寒い冬になると、体が縮こまり、かたまりやすくなり、それがこりにつながります。
また、現代ではパソコンやスマホの画面を長時間見ることが増えていますが、画面から発する光が無意識のうちにストレスとなって、体の緊張につながっていることも多々あります。
日々、腰痛で悩んだいる方は姿勢の悪さや同じ動作の繰り返し、同じ姿勢を長時間続けているなどで背骨の歪みなどから腰痛を起こしてしまっているかもしれません。
背骨の歪みを整え腰痛のお悩みを改善しましょう。
ストレスの方は、凝り固まった身体をほぐし、リラックスすることで改善できると思います。
腰痛に悩まされている方、身体の歪み、ストレスなんでもお待ちしております。