骨盤は、呼吸や筋肉の動きと連動して開いたり閉じたりします。
具体的には、リラックスしているときや夜は開き、ストレスを感じているときや朝は閉じるという特徴を持っています。しかし、骨盤が歪むとこの開閉がうまくいかなくなり、血流が悪くなって下半身のむくみにつながるのです。
また、骨盤が歪むと姿勢や筋肉の使い方が変わるため、筋肉への負荷が増えて、”筋肉ポンプ“とも呼ばれるふくらはぎが十分に働かなくなります。
その結果、血液やリンパが押し戻されなくなり、むくみが生じやすくなります。
●骨盤の歪みが生じやすい人の特徴
骨盤の歪みは無自覚のうちに生じてしまうものですが、生活習慣や身体の動かし方のクセで歪みやすいかどうかを判断することは可能です。歪みが生じやすい人の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
・普段から姿勢が悪い人
・よく足を組む人
・ヒールをよく履く人
・片足に重心が偏っている人
・かばんを同じ肩にさげて持つ習慣がある人
なお、上記のような習慣がなくても、産後は筋力の低下による身体の歪みが生じやすいです。
骨盤の歪みをしっかりと整えたい、再発を防止したい、といった場合には、カイロプラクティックでの施術がおすすめです。
カイロプラクティックでは、骨盤矯正だけではなく、歪みによって生じた筋肉をほぐし、正しい身体の使い方などの指導も行ないます。
ただし、カイロプラクティックで歪みを矯正しても、生活習慣が同じであれば、身体はいずれ元の歪んだ状態に戻ってしまいます。
足を組まない、かばんを肩にかけるときは一方の肩に偏らないようにするなど、生活習慣の見直しも同時に行なっていきましょう。