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Refresh Labo R.I.T.のブログ

痛みって何?

あ




「痛み」とは何なのか?

肩が痛い、腰が痛い、頭が痛い、あるいは心が痛い。。

「痛み」っていたるところにありますが、

感覚としては理解できても、実際なんなのか?




___痛みは決して「客観的」に測定できない___
___痛みの心理的要因と侵害受容的要因は区別ができず、あわせて、心理的な面を無視して痛みを考えることはできない___
___痛みという情報は脳内の様々な部位で処理・構築されている___




「痛みとは?」というのは、言語化しようと思っても、思ったよりも複雑です。。





「痛みの定義」とは??




1986年に、国際疼痛学会によって発表されたものによると、

「痛みの定義」とは

「痛みは、組織の実質的あるいは潜在的障害にもとづいて起こる
不快な感覚・情動体験であり、それには組織損傷を伴うものと、
そのような損傷があるように表現されるものがある」

ということだそうです!

定義長い!難しいですね。。




もう少しかみ砕いて説明していきます!

あ





「痛みの定義」①痛みの「多面性」




前述の「定義」から読み取れることは、

痛みには「多面性」がある

ということ。

どのような多面性かといいますと、
痛みは大きく3つに分類された側面を持ちます。

■感覚的側面

痛みの部位、強度、持続性などといった痛みの種類を識別する身体的な痛み感覚であり、「感覚ー識別」の側面とも呼ばれる

「痛み」を「識別」する「感覚」のこと。

どこが痛い、どのくらい痛い、どれだけ(期間)痛いというような、

「痛み」をどのように感じているか、を識別する、その感覚のことですね!

ちょっとややこしい。。

■情動的側面

___痛みの情動的側面とは、痛みによって引き起こされる
”不安”、”抑うつ”、”恐怖”などの不快感そのものということができる。
また、もはや痛みは情動そのものであるとする見方もあり、
さまざまな行動意欲に影響することから「意欲ー情動」の側面とも呼ばれる

「痛み」によって引き起こされる「感情」
不安や恐怖、怒りや抑うつなど。。

それらも含めて「痛み」だということですね!

この「情動」は、その後の行動意欲に影響を及ぼす。。

■認知的側面

痛みの認知的側面とは、
過去に経験した痛みの記憶、注意、予測
などに関連して身体にとっての痛みの意義を評価し、
認識することであり、「認知ー評価」の側面とも呼ばれる。

予想に反して「痛い」と余計に痛く感じたり、あらかじめ分かっていたり、理解している「痛み」に関してはそれほど「痛い」と感じない。

そういった側面のことです。

たとえば、死角から急に殴られたらめっちゃ痛いでしょうし、
逆に、”注射”など、痛いことが分かっていたら心の準備ができて
大したことなかった。なんて経験、あるかと思います。

それです!

そして、慢性疼痛患者では痛み体験を過度に消極的に捉えるといった
破局的思考に陥っていることが多く、これが痛みへの不安や恐怖心を増し、結果、痛みの増強につながっていることがある。

慢性的に痛みを感じてしまっている人の場合、痛みに対して
「どうにもならない」「ひどくなる一方」といったネガティブな思考になってしまうことが多々あり、

その思考や感情によって、「情動的側面」を増強させてしまい、

感覚として「痛み」を感じやすくなってしまう、という傾向があるそう。。




「痛み」の3つの側面はお互いに影響しあい、つながっているというワケですね・・!




あ

「痛みの定義」②「急性痛」と「慢性疼痛」がある




___急性痛と慢性疼痛という異なる痛みが存在する。すなわち、両者の病態や発生メカニズムは大きくことなり、当然、治療戦略も異なる。

「痛み」といっても色々あり、発生のメカニズムもそれぞれ違う。

ひとくくりに「痛み」と表現すること自体が、
抽象的過ぎて大雑把、とも言えそうです。。

■急性痛

急性痛は明らかな組織損傷がある場合がほとんどで、その治癒に必要な期間内に生じる痛みである。
___急性痛は生体の警告信号として重要な意義があり、
もし急性痛が生じなければ生命の危険も脅かされる。
そして、痛みの多面性からみると、急性痛は「感覚」的側面が色濃い痛みといえる。

「明らかな組織損傷がある場合がほとんど」
普通にケガで外傷を負ったときなどのの「痛み」のことですね!

この痛みは生きていくうえで重要であり、

たしかに、大量出血するような大ケガで「痛くない」感じだと危ないですよね(笑)

前述の「痛みの多面性」でいうと、これが「感覚的側面」の痛み
といえるそうです!

■慢性疼痛

慢性疼痛は、
組織損傷が明らかに治癒しているにもかかわらず残存する痛みや、
組織損傷がない状況で通常痛みとは感じない程度の軽微な刺激
に対する感覚が痛みとして表現されるものをいう。
___IASPから「3ヵ月以上にわたり持続または頻発する痛み」という定義が発表された。
___慢性疼痛の生物学的意義はなく、
その存在自体が日常生活活動(ADL)や生活の質(QOL)に多大な悪影響を及ぼすことから、
一つの疾病として捉える必要があると指摘されている。

「謎に継続してる痛み」といった感じでしょうか。。

この発生メカニズムは様々な要因が絡んでるため、不明点も多いそうですが、

末梢神経、中枢神経の異常が原因と考えられているそうです。




「痛みの多面性」でいうと「情動」「認知」的側面が色濃く、

「心理的・感情的」な面や「予測・認知・記憶」
などの面から感じる「痛み」と分類ができそうです・・!



あ

痛みの種類




さらに「痛み」を分類していくと

■器質的疼痛
■非器質的疼痛

に分類ができます。
言葉がいちいち小難しいですね!!(笑)

■器質的疼痛

器質的疼痛は原因が明確であり、基本的には「感覚的側面」の痛みですが、

痛みがひどい場合、長期間つづいてしまう場合には「情動・認知」的側面も表面化してくる場合があるそうです。

器質的疼痛は、さらに2つに分けることができます。




・侵害受容性(炎症性)疼痛

侵害受容性(炎症性)疼痛とは、
組織損傷を引き起こすような機械的刺激や熱刺激、
さらには組織損傷やその後の炎症によって、
生じるさまざまな化学物質などによって末梢の侵害受容器が刺激を受けて生じる痛みのことである。

「外傷」や「やけど」などによる刺激やそのあとに続く「炎症」による痛みのことです。

一般的にいう「ケガ」による痛み、といったとこですかね・・!




・神経障害性疼痛

神経障害性疼痛とは、中枢および抹消の体勢感覚神経に変性や断裂、損傷、虚血などが生じたことで起こる痛みで、帯状疱疹後神経痛はその一例である。

「外傷」ではなく、「神経」に異常が生じて起こる痛みのことで、

基本的には「鋭い痛み」「しびれ」といった症状が多いです。

ちなみに、

帯状疱疹後神経痛とは、帯状疱疹の皮疹(水疱など)が消失し、帯状疱疹が治癒した後も続く痛みのことで、帯状疱疹の合併症としては最も頻度が高く、3ヵ月後で7~25%、6ヵ月後で5~13%の人が発症しているという報告もあります

とのことです。帯状疱疹というのは、水ぼうそうのウイルスによって引き起こされる皮膚湿疹で、痛いやつです。




■非器質的疼痛

説明しうる器質的病変がないにもかかわらず生じる痛みや、器質的病変は存在するものの、それにより十分な説明ができない痛みのことをいう。
___非器質的疼痛の場合も侵害受容性(炎症性)疼痛や神経障害性疼痛といった器質的疼痛が発端になることも多く、
これらとの鑑別は厳密には難しい。また、これらの痛みが重複すると、痛みが慢性化・重篤化してしまうことが多い。




「謎の痛み」というやつですね・・・!

発端は「外傷」や「神経性」な痛みな場合も多く、

そこに「情動」や「認知」的な側面が色濃くなってくると

「謎」の非器質的疼痛になっていってしまう。




こうなってしまうと、「なかなか痛みが消えない」「ずっと痛い」ということに発展しやすい。。




あ

厄介な「痛み」とは?

「痛み」について、ややこしい説明をしてきましたが、

要は何が厄介なのか?

やはり、「謎の」非器質的疼痛であり、慢性疼痛

これが「厄介な痛み」ですよね。




この痛みは、「組織に異常がない状態」にも関わらず、

過去の経験や心理的、社会的な因子によって「痛い」と感じてしまう状態なため、

「本質的な問題」は「痛み」そのものではなく、

「痛み行動」(「痛い」という発言や、薬を飲む、といった行動)
や当人にとって「痛み」がもたらす
「社会的役割」(「痛み」が当人にもたらす報酬や利得。学校休める、とか気遣ってもらえる、とか)
になってくる。




このような状態が続き、
「破局的思考」=痛みを過度にネガティブに捉えてしまう
に陥ると、

行動までも消極的になり、
不活動・抑うつな状態へと発展。

負のスパイラル的に、
痛みの増悪・新たな痛みの発生につながっていってしまう。。







あ
あ

慢性疼痛の改善にはどうすればいいのか?




このように、「謎」でややこしい「慢性疼痛」「非器質的疼痛」ですが、

その改善にはどうすればいいのか?

これには多面的なアプローチが必要となってきます。

①痛み に対するアプローチ

発端が器質的疼痛・感覚的側面を持った痛みである場合、まずはその痛みをとることが大切になってきます。

まだ組織に損傷がある場合は、当然痛いです。まずはそこの治療が必要ですね。

s因 に対するアプローチ

不活動状態や、身体機能障害などに対するアプローチ。

いわゆる「リハビリ」的なことですね!

感覚的側面の痛み、特に生命維持に関わる「痛み」では、
「身体を動かさず回復に専念させる」ために痛みを感じます。

ただし、動かさなければ筋肉は落ちてしまいますし、
神経の伝達も鈍ってしまいますので、
もとの健全な状態に戻るには「リハビリ」が必要になってきます。

「骨折」などで考えるとわかりやすいですね!

「骨折」や「ケガ」によって思うように身体が動かないことが、「情動的」「認知的」側面を表出させてしまうことは容易に想像できると思います。。




③心理的要因 に対するアプローチ

「破局的思考」や恐怖・不安などに対するアプローチです。

このへんのアプローチからが難しくなってくるかな?と思いますが、

一般的には、たとえば「骨折」であれば、リハビリの過程で徐々に身体が動いてくるのに伴って恐怖や不安は減っていくと思いますが、

原因となった「事故」などによる「トラウマ」ができてしまうと

組織的な異常や、身体的な障害は回復しているのに、不安や恐怖に起因して「痛み」やそれに似た感情を抱いてしまいます。。

この状態へのアプローチは難しいところだと感じますが、

ざっくり言えば、その痛みに対して「ポジティブ」な思考・感情を抱くようにもっていくアプローチが必要なのかな?と思います。

ポジティブが最強です。




④社会的要因 に対するアプローチ

これは「社会的立場」や「社会的な仕組み」などと「痛み」との関係を改善していくことを意味しており、

たとえば、

「営業ノルマを達成できないのは、この「痛み」があるからです」
→「じゃあしょうがないよね」

といった、「痛み」によって当人に何らかの「報酬」や「利得」が与えられてしまっている場合に、その関係性を改善しなければ「痛み」は引かない

というか、当人的には、ある意味「痛み」が続いてほしい、という、

ややこしい状況です。。

これを何とかしようというアプローチは非常に難しいです。。




あ

まとめ

というわけで、「痛み」について紹介をしてきました!

やや難解で、ややこしい単語が多かったですが。。

何か参考にしていただけると嬉しく思います(^-^)




「痛み」に対して、整体師からのアプローチだと、主に①、②まで。。

③④に関しては

「ポジティブに関わる!」ことくらいしかできそうにありませんが、

そういった面も勉強していく必要性も感じました。。

「身体」や「健康」は奥が深すぎてロマンです・・!




最後までお読みいただきありがとうございました!

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投稿者
リット(Refresh Labo R.I.T.)のスタッフ 伊藤陵亮

伊藤陵亮

イトウリョウスケ

オーナーの伊藤です。 某・整体リラクゼーション社で副店長2年店長5年を経て独立開業しました。(施術歴11年) 当店の施術方針は「気持ちいい」+「変化を実感できる」整体です。お客さまのご要望に応じて、お身体の状態に合わせた施術を提供いたします。 また、当サロンは整体だけでなく、ヨガによる運動習慣も提供することで、姿勢・体質の根本改善を提供いたします。 お客様には、身体だけでなく、心もリフレッシュしていただけるようなサービス・空間づくりに日々研究しながら励んでいきます。

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