春はのびやかに万物が芽生え、生き生きとしたエネルギーに満ち溢れる季節です。
東洋医学では五行論という考え方があり、「五臓」(肝・心・脾・肺・腎)と「五季」(春・夏・長夏・秋・冬)は関係が深いと考えられます。
春は「肝」、肝の機能は大きく分けて、一つは疏泄(そせつ)作用。もう一つは蔵血機能です。
疏泄とは、身体の中の気の流れを調節し、脾胃の機能や情志の調節もしてくれます。
蔵血作用は、血を貯めたり、血液を調節したりすることで、貯めている血をどこにどのくらい送ったら良いのかを考えています。
これらの作用がうまくいかなくなると、情志、気持ちの乱れが起こりやすくなり、怒りやすくイライラしたりするのは、肝の疏泄作用が上手くいかない時におこる反応です。また、小さな心配をしたり、抑うつ的になったりすることもあります。
この時期はのびのびと過ごし、エネルギーをしっかり貯めて、免疫力を下げないことが大切ですね!お体の養生はお忘れずに!!
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