鍼灸による施術は、主に気と血、水の調和によって健康が保たれると考えられています。
人体において気血が流れる通路を経絡といい、経絡は人体の上下・内外を巡り、五臓六腑と連絡していて、この経絡上に存在するのが経穴(ツボ)です。
臓器が不調になると、その関連する経絡の気血の流れが悪くなるので、鍼灸で体表の経穴を刺激し、主に気血の流れを調整することで体の歪みを治し臓腑の調子を整えるます。
また自律神経系の調節,免疫増進および痛みのコントロールを行うものです。
WHO(世界保健機構)の報告では、鍼灸は、しびれや痛みを緩和する神経内科系疾患や運動系統疾患のほか、循環器系、呼吸器系、消化器系、婦人科系、小児科疾患など幅広い分野に適応されています。
鍼灸は薬などを使用せずに、自然治癒力を引き出し、抵抗力を高めますので未病など予防的な効果も認められ健康増進に役立ちます。
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