こんにちは!
トレーナーの岡本です!
今回は「静的・動的ストレッチの違い」についてお話していきます!
ストレッチの方法には運動様式による分類があります。
反動利用せずにゆっくりと筋を伸張する⇒静的ストレッチ(スタティック ストレッチング)
筋肉を伸ばした状態で反動をつけず、一定時間保持(30秒~45秒程度)することで、
筋肉の緊張をやわらげ、柔軟性の向上や関節可動域の拡大などの効果が得られます。
また、深呼吸を入れながら実施することで副交感神経を刺激し、リラックスさせる効果もあります。
しかし、準備運動で静的ストレッチを用いると、必要以上に可動域や柔軟性が向上され筋発揮の低下や、パフォーマンスの低下に繋がってしまうこともあるため、準備運動には動的ストレッチを用いることが多いです。
適している目的⇒ 運動後のクールダウン、関節可動域の拡大、柔軟性の向上、心身のリラックス
反動を利用しリズミカルに筋を伸張する⇒動的ストレッチ(バリスティック ストレッチング)
筋を伸ばした状態(関節最終域)から、リズミカルに反動を利用したストレッチ。
ウォーミングアップの途中など、ある程度、身体を動かしてから行うことがいいとされています。
体育の時間にアキレス腱を1.2.3…と反動をつけて伸ばしていた記憶がある人も多いと思います。
このストレッチ法は反動をつけるため伸ばした筋肉が耐えうる許容範囲をこえる外力が加わる可能性もあり、その結果、筋や腱の損傷につながることがあります。
拮抗する筋肉の収縮を促して対象の筋肉を伸ばしていく⇒ダイナミック ストレッチング
バリスティックストレッチングと異なる点は、伸ばしたい筋肉と反対の作用をもつ筋肉を収縮させて対象の筋肉の柔軟性を高めたり、実際の運動を模した動作を取り入れることで筋群の協調性を高めることができます。
近年のスポーツ界ではブラジル体操やマエケン体操などのように、準備体操に用いられることも多いです。
ラジオ体操はこれら動的ストレッチの要素が組み合わさっていると言われています。
動的ストレッチは伸張反射を高めることで、運動の切り替えがスムーズになることや、心拍数向上などの効果があり、準備体操に向いていると言われています。
適している目的⇒ パフォーマンス前の準備体操
目的に沿ったストレッチをして怪我のないようにがんばっていきましょう!