近年、スマートフォンは私たちの生活に欠かせない存在となりました。日本人の1日の平均スマホ使用時間は約3時間56分。特に20~40代では、約2割の人が1日5時間以上使用しているそうです。便利な反面、長時間の使用が身体に与える影響について考えたことはありますか?今回は、そのリスクと対策を紹介します。
◎スマホが身体に与える影響
1.首・肩への負担(スマホ首)
スマホを長時間見るとき、多くの人が頭を前に傾けがちです。この姿勢は「ストレートネック」を引き起こし、首や肩に大きな負担をかけます。
2.眼精疲労とブルーライト
画面から発せられるブルーライトは目に負担をかけ、視力低下や睡眠の質にも悪影響を与えます。
3.自律神経の乱れ
長時間のスマホ使用で交感神経が優位になり、リラックスしづらくなります。特に寝る前のスマホ操作は睡眠の質を下げる要因です。
◎スマホと上手に付き合うための対策
1.スマホの持ち方を見直す
スマホは目の高さに近づけ、首に負担をかけない姿勢を意識しましょう。
2.1時間に1回ストレッチ
同じ姿勢が続くと筋肉が固まります。1時間に1回、首をゆっくり左右に倒すストレッチや、肩を回して血流を促しましょう。
3.ブルーライト対策
ブルーライトカットのフィルムやメガネ、ナイトモードを活用することで目の負担を軽減できます。
4.寝る1時間前はスマホを控える
リラックスタイムを作り、自律神経を整えるために、寝る1時間前からスマホを控えることをおすすめします。
スマホは便利な反面、使い方次第で身体に負担をかけてしまいます。今回ご紹介した習慣を取り入れて、スマホと上手に付き合いながら健康を守りましょう。当院では、スマホによる身体の不調にも対応していますので、気になる方はぜひご相談ください!