こんにちは、sayakaです
夏の果物といえば、すいかを思い描く方が多いと思います。
水分が豊富で、暑い日には体を潤してくれるような感覚がありますが、
身体に視点を当てて考えると、メリットだけでなく注意したい点もいくつかあります。
今回は、すいかをどのように取り入れていくとよいかを考えてみたいと思います。
すいかは90%以上が水分で構成されており、夏場の水分補給には非常に優れています。
運動後や汗をかいたあとのタイミングで摂ることで、体内の水分バランスを整える手助けになります。
また、カリウムやビタミンC、リコピンなども含まれており、
抗酸化作用やむくみの予防、疲労回復といった面でもサポートが期待できます
特にトレーニング後の栄養補給としては、カロリーが低めで、かつ口当たりもよいため、
ダイエット中の方にも比較的取り入れやすい果物です
一方、身体の視点から見ると、すいかは体を冷やす性質があります。
東洋医学では「涼性」とされ、熱のこもった体を冷ます働きがありますが、冷え性の方や胃腸が弱い方が大量に摂ると、内臓の冷えにつながり、消化不良や下痢、だるさなどの不調を引き起こします
特に冷蔵庫でよく冷やしたすいかを空腹時に食べるような習慣は
体を冷やしすぎてしまう原因になります。
また、果糖も多く含まれているため、血糖値が気になる方や糖質制限中の方は
摂取量に気をつける必要があります。
このように、「どんなときに、どんな目的で食べるか」によって体への影響は大きく変わります。
運動後の水分補給や、暑さに対しては、心地よく作用しますが、
冷えやすい体質の方は、常温に近い状態で、少量をゆっくりと楽しむ食べ方をお勧めします。
どんな食べ物もそうですが、「体にいいからたくさん食べる」のではなく、
「今の自分の状態に合っているかどうか」を意識して取り入れていくことが大切です。
上手く取り入れれば、すいかは水分・栄養補給、体のクールダウン、そして夏のリフレッシュにとても頼もしい味方になってくれます。
暑さや疲れを感じたときこそ、無理のない範囲で、すいかを日々の食生活に取り入れてみてください。
夏の体を健やかに整える一つの手段として、きっと役に立ってくれるはずです。