こんにちは。
Gravity Zero整体院です。
先日は8月についての雑学について触れていきましたが、
今回はお盆真っ只中ということで8月の中でもお盆についての雑学を掘り下げていきます。
1,お盆とは何か ― 起源と意味
お盆(正式には「盂蘭盆会/うらぼんえ」)は、ご先祖様の霊を迎え、供養するための仏教行事です。その起源はインドの仏教経典に見られ、サンスクリット語の「ウランバナ(倒懸/逆さ吊りの苦しみ)」を語源とする説が有力です。
これは、苦しんでいる亡者を救うための供養行為を指しており、日本では仏教の伝来とともに広まり、現在のような祖霊信仰と融合した形になりました。
2,精霊を迎える「迎え火」と「送り火」
お盆の始まりには「迎え火」でご先祖様の霊を自宅にお迎えし、終了時には「送り火」で再びあの世へとお見送りします。
これらの風習は、火の光を道しるべとし、霊を安全に導くという意味が込められています。
3,お盆に水辺を避ける理由
「お盆の時期は海や川に入ってはいけない」と言われることがあります。これは、先祖の霊が戻ってくる時期に水場へ行くと、霊に引き込まれるという迷信が由来です。
また、この時期は台風や天候不安による水難事故が起こりやすいことから、安全面を考慮した生活の知恵としての意味も含まれています。
4,花火大会とお盆の関係
お盆の時期には全国各地で花火大会が開催されます。
実は花火には、もともと厄除けや悪霊退散、そしてご先祖様への供養の意味合いがありました。
夜空に咲く花火に込められた祈りや感謝の気持ちに思いを馳せてみるのも、現代における供養の一つと言えるでしょう。
お盆は、ご先祖様に感謝の気持ちを伝えるとともに、自身のルーツに思いを馳せる貴重な時間です。
その成り立ちや地域の風習を知ることで、これまで以上に深くお盆を感じることができるのではないでしょうか。