十五夜について(2025年09月08日 11時48分) Gravity Zero整体 新宿南口店【グラビティゼロ】

こんにちは!
Gravity Zero整体院です

この季節になるとお月見にちなんだ商品が多くでます。
今回は、秋の風物詩である「十五夜(じゅうごや)」についてご紹介いたします。

1,十五夜とは?
「十五夜」とは、旧暦8月15日の夜に見える月、いわゆる「中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)」を指します。
現在の太陽暦では、9月中旬から10月上旬頃にあたり、秋の澄んだ空に浮かぶ満月は、年間を通して特に美しいとされています。
十五夜は、単なる月見ではなく、豊作への感謝や祈りを込めた行事でもあります。古来より農耕と深く関わってきた日本の生活文化を象徴する行事のひとつと言えるでしょう。

2,月を愛でるという風習の由来
月を愛でる風習は、中国の唐の時代から日本に伝わり、平安時代の貴族たちの間で楽しまれていた「観月の宴(かんげつのうたげ)」が始まりとされています。舟の上や庭園で、酒や詩歌とともに月を眺めるという風雅な文化が、時を経て庶民にも広がり、農業と結びついた行事へと変化していきました。
満月は豊穣や円満、無事を象徴し、特に十五夜の月は「最も美しい月」として讃えられてきました。

3,お供え物の意味と由来
十五夜には、月に供え物をしながら月見を行うのが習わしです。以下に代表的なお供え物とその意味をご紹介します。

・お月見団子
十五夜にお供えする団子は、満月のように丸い形をしており、感謝と祈りの象徴とされています。
一般的には、15個の団子を三方(さんぽう)という供え台に積み上げて供えるのが伝統的な形式です。

・ススキ
ススキは、稲穂の代わりとして用いられ、五穀豊穣を祈願する意味があります。また、ススキの鋭い葉が魔除けになるとされ、神聖な植物として飾られてきました。

・季節の農作物
里芋や栗、柿など、その年に収穫された秋の実りを供えることで、自然の恵みへの感謝を表します。
十五夜が「芋名月(いもめいげつ)」とも呼ばれるのは、里芋の収穫と深く関わっているためです。

これを機会に月が見えるかどうか探してみてはいかがでしょうか?