こんにちは、ResToreです。
今年もイグ・ノーベル賞が発表されました。
イグ・ノーベル賞といえば、ノーベル賞のパロディ版という
認識をされている方も多いと思います。
人々を笑わせ、考えさせてくれる業績に対して贈られるので
すが、科学やテクノロジーなどに少しでも関心を持ってもら
う為に、1991年から始まったそうです。
日本は開設以来何度も受賞しており、今年も「5歳児が一日
に分泌する唾液の量」という研究内容で受賞しています。
そのきっかけは、子供の唾液の分泌量の資料がない事から
だそうで、その研究報告は1995年の専門誌にも掲載されて
います。
研究の結果、5歳児の平均的な唾液の量は500mlと判明しま
した。
では大人はといえば、1日平均1l~1.5l唾液を分泌している
そうです。
唾液は口の中で、以下のような働きをしています。
#浄化作用
食べかすなどを洗い流す
#殺菌作用
歯垢の発生を抑える
#保護作用
歯に被膜をつくる
#再石灰化作用
虫歯を防ぎ、歯の再石灰化を促す
#希釈作用
歯の表面の酸をうすめる
#緩衝作用
pHを元の状態に保とうとする
お口の中を衛生的に保つ役割を持つ唾液ですが、加齢やスト
レスなどで分泌量が減る事も。
所謂「ドライマウス」と呼ばれる症状になりやすくなります。
ドライマウスの症状の例として…
#口の中や喉がよく乾く
#口の中が粘つく
#ビスケットなど乾燥した食べ物が食べづらい
#口の中が乾き目が醒める
など。
唾液の分泌量が減ると口臭がきつくなる、虫歯や歯周病にな
りやすいといわれています。
また、口内炎や味覚障害にもなりやすいそうです。
予防方法としては…
#口呼吸の改善
#物をよく噛んで食べる
#ガムを噛む
#梅干しなど酸味の効いた物を食べる
#唾液腺への刺激やマッサージ
唾液腺の刺激の他に、舌を意識して動かす事でも唾液の分泌
量は増えるそうです。
ただ、ストレスや加齢以外に病気の場合もあります。
なかなか改善されない場合は病院を受診してみて下さい。
お口の中を衛生的に保つ為にも「唾液力」をつけたいものですね^_^
おすすめコース