こんにちは!
市ヶ谷整体院の野元です!
皆さんはリップクリームって使われていますか?
唇は、皮膚の中でも薄く、皮脂腺がない部分で、そのせいで特に乾燥の気になる部分となります。加えて、飲食する際に調味料や食物、飲料がついたり、それを拭ったり、舐めたりすることもあり、よけいに荒れやすくなります。
それを防ぐために一番ポピュラーなものがリップクリームでしょう。
でも、適切に使わないとリップクリームそのものが唇を荒らすことになってしまうかもしれないのです!
「リップクリームによる皮膚炎」
最近聞くようになったのが、「リップクリームによる皮膚炎」です。リップクリーム使用による唇やその周りの皮膚炎が、若い女性を中心に目立ってきているのだそうです。成分や、こすりすぎなどの刺激が原因になるようですが、1日に数回の使用なら問題なくても、依存症のようになって数十回も繰り返し塗ることが問題なのです。
リップクリームの油脂成分が常に粘膜を覆っているという状態は、けして唇に良い状態ではなく、油脂成分が残留してしまったり、粘膜の正常な分化が妨げられ、バリア機能を弱めることも考えられるのだとか。
リップクリームを塗り続けても改善しない場合
唇の荒れは、外的な乾燥だけが原因ではありません。ずっとリップクリームを塗り続けても改善しない場合は、外的刺激、皮膚炎、栄養状況、ヘルペスなども原因として考えられますので「とにかくリップを塗ってないと乾燥して不安!」などというような、依存症の状態にならないようご注意ください。
また、成人のアトピー性皮膚炎をお持ちの方は、やはり唇が荒れてかさかさになってしまうことが多く、その状態が長期間続いていると、唇に色素沈着が起こることがあります。「アトピー性口唇メラノーシス」という症状ですが、ところどころに3mm程度の茶色っぽい色素斑が現れます。こちらの治療にはよく「プロトピック軟膏」が使われるようですが、この軟膏には免疫抑制作用があり、口唇ヘルペスを生じやすい方は使用を控えるなどの注意が必要です。
「アトピー性口唇メラノーシス」の色素沈着の治療は、レーザーなどを使わない限り、保湿に努め、根気よく気長に対応していくしかないようです。また、「リップクリームによる皮膚炎」もいったんなってしまうと、治るまでにそれなりに時間がかかってしまいます。やはり荒れないように予防するのが一番のようなのですが、解っていてもそれが難しいんですよね。
さまざまな対処法がネットなどでも公開されていますが..
1.胃腸を荒らさず、ビタミン不足にならないような食生活を心掛ける
2.擦らない。舐めない。
3.口呼吸は止める。
4.リップクリームは成分にも注意して、塗るのは1日数回まで。
緊急手当てとして良く紹介されている方法は、白色ワセリンなどを多めに唇に塗る⇒その上からラップなどで覆う⇒その上から蒸しタオルでホットパックです。
呼吸困難にならないように、ラップには唇部分に切れ目を入れるのをお忘れなく!
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