◆早めの「腎」ケア◆
冬の養生で最も大切なのは「補腎(ほじん)」です。
生命エネルギーの源
と言われる五臓の「腎」を補うことは、
冬に限らず一年、もっと言えば
一生を通して重要と言えます。
腎は寒さに弱いため、一年の中でも
冬にきちんとケアしてあげることが大切。
腎の働きが正常でなくなると、
経絡のペアである膀胱の働きも低下し、
尿の生成と排泄が遅れ解毒が滞る原因になります。
その結果、疲れやすさや
むくみなどの不調を引き起こします。
そこで、生活の中で意識してほしい
3つのポイントをお伝えします!
===
<1> 「鹹(かん)」(塩辛さ)と「黒」の食材
⇒東洋医学では、あらゆる物事を5つに分類した
「五行」という考え方があります。
季節もそれに分類され、
冬に意識した方が良い食材や色があるとされています。
冬に取り入れたい味は「鹹」です。
見慣れない漢字ですが、ざっくり言うと「塩辛さ」。
ちょっとピンと来ないかもしれませんが、
代表的な食材は<豚肉、鴨肉、タコ、エビ、
しじみ、牡蠣、昆布・ひじき・海苔などの海藻類>です。
「黒」の食材もまた腎の働きを助けてくれると言われています。
<キクラゲ、黒ゴマ、黒豆、しいたけ・
舞茸などのキノコ類、ゴボウ>。
また、海藻類も「黒」分類されます。
===
<2> 「骨振動」で腎を強化
⇒腎は骨と深く関係しています。
高齢になると骨がもろくなりますが、
これは腎の働きが弱くなることも原因です。
骨に振動を与えることで腎が刺激され、
腎の働きも骨自体も強くなります。
最も手軽なのは、歩くこと。
かかとからしっかり着き地面を蹴って、
足のつけ根を伸ばすように
少し大股で歩いてみるのもオススメです。
もっと効果的なのはジャンプです。
本気のジャンプでなくて大丈夫なので、
低い高さで1分間飛び跳ねてみてください。
実は、骨振動以外に下半身ダイエットにも効果的です◎
(最終回へ続く!)
おすすめコース