自律神経には、交感神経と副交感神経があり、互いに相反する役割を担っています。
集中したり、緊張したりすると交感神経が優位になり、エネルギーを消費する変化をもたらします。
逆に睡眠中やリラックスしているときは、副交感神経が優位になり、安静と消化を促します。
仕事や家庭生活の忙しさの中でつねに緊張状態にあったり、睡眠の質が悪いと疲労が蓄積し、交感神経が優位になる時間が増してきます。
この交感神経と副交感神経のバランスが崩れてくると疲労感や頭痛・肩こりなどの体の不調が生じ、さらには脳や心臓の血管の虚血を引き起こす原因となります。
これが「自律神経の乱れ」となります。
【自律神経を整えるために】
食事面
3食バランスよく、朝食抜きや夕食の過食・夜中の間食は控えましょう。
運動面
筋トレやマラソンなどのハードな運動は避け、ウォーキングなどの有酸素運動をしましょう。
20~30分/日、2~3回/週できるといいでしょう。
睡眠面
6~7時間以上/日の睡眠時間を確保しましょう。
いびきがひどい・日中の眠気・集中力の低下・何度も目が覚める、身体がだるい、といった症状がある場合には睡眠障害も考えられます。
水分摂取も多めに!
血液循環を良好に保つために、1日1500~2000mlの水分摂取をこころがけましょう。