私たちの体は、自律神経の働きによって体温調節をしています。
暑い時には、血管を拡張して体の熱を外に逃がします。
反対に、寒い時には、血管を収縮させて熱が外に逃げないようにしています。
しかし、冷房により室温が下がった室内に長くいたり、外気温との温度差がありすぎると体温調節が上手にできずに自律神経が正常に働かなくなり、様々な不調が起こります。
これを”冷房病“と言います。
冷房病にならないためには、自律神経になるべく負担をかけないようにすることが必要です。
【冷房の温度を上げる】
室温が25℃以下の場所に長く滞在したり、外気温との温度差が5℃以上あったりすると、冷房病になりやすいとされています。
冷房の温度は28度を目安に設定することをお勧めします。
しかし、職場や公共機関では、自分で温度を調整する事ができない事も多いと思います。
そんな時は、カーディガンを羽織ったり、ひざ掛けを使用したりして体に直接冷房の風が当たらないような工夫をしましょう。
【入浴で体を温める】
38℃~40℃程度のぬるめのお湯で、ゆっくり湯船につかって体を温めることで自律神経のバランスが整えられ、体温調節機能が改善されます。
【適度な運動を毎日続ける】
冷えにくい体を作るために、軽い運動を毎日続けると良いです。
ウォーキングやお風呂あがりのストレッチなど、1日10分程度の運動を続けることによって血行が良くなり、体温調節機能を整える事ができます。
【温かいものを積極的に取り入れる】
夏の暑い日は、アイスや冷えたジュースなどが欲しくなりますが、こういったものを取りすぎると、体は冷えてしまいます。
なるべく温かいものを摂取することを心がけてください。
特に、生姜の入った飲み物など、体を温める働きのあるものがおすすめです。
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