「人間が二足歩行と引き換えに神に与えられた試練」と言われるくらい、腰のつらさやハリで悩む人が絶えません。
腰痛の原因は身体の硬さ、筋肉の張り、骨盤の歪み、運動不足、ストレスと言われることが多いですが、それだけでなく仕事、趣味、生活環境までも原因となり、挙げだしたらキリがありません。
良くも悪くも習慣がいまの身体をつくるもので、さまざまな原因となる習慣が複雑に絡み合っていまの症状がでてしまいます。
そのため、原因を特定しきることはとても難しいですが、良い習慣を増やしていくことで症状の改善を目指すことができます。
さまざまな習慣の中でも特に姿勢はとても重要です。
姿勢と腰のつらさにはいったいどのような関係があるのでしょうか?
姿勢が悪いと腰痛が起こりやすい理由
人の身体は利き腕などの無意識でも使いやすい得意な筋肉と、反対の手のように意識しないと使うことが難しい苦手な筋肉があります。
得意な筋肉と苦手な筋肉はほとんどの方に共通していて、これが皆さんの姿勢に大きく影響しています。
悪い姿勢とは、「得意な筋肉に頼っている姿勢」です。
良い姿勢とは、「苦手な筋肉も使えている姿勢」です。
悪い姿勢は背中が丸まっているので背骨でほとんど身体を支えることができていません。
なので、悪い姿勢でいると得意な筋肉に頼って身体を支えることになってしまうので、負担が集中してしまいます。
腰の筋肉は、得意な筋肉の中でも特に負担がかかりやすい代表的な筋肉です。
なぜなら、ほとんどの人は背中や骨盤を動かすのが、とても苦手で使っていないため、関節はひどく硬くなっています。
腰は普段から動かしている関節なので柔らかいことが多く、本来背中や骨盤が動くはずだった動きも全て腰の運動になってしまいます。
そして、立っていても、座っていても骨の軸で支えていない姿勢であれば主に体幹(顔・首・腕・足以外の部分である、体の中心部のこと)を支えるのはほとんど腰の筋肉ということになります。
動いていなくとも腰への負担は集中しますし、走ったり、歩いたり、屈んだり動けば動くほど腰への負担はさらに増加します。
対処法
1、座り方を変える
骨で支えるために座骨で座れないといけません。
土台が崩れていては立つものも立ちません。
尾骨でなく座骨で座りましょう。
2、下腹部の使い方を知る
腰痛に対するいろいろなセルフケアがYouTubeなどで紹介されていますが、「腰が痛いから腹筋..」そんな単純な話で安易に腹筋運動はしないでください。
腹筋を胸から腹へ動かすのは得意な人が多いですが、その腹筋運動は腰を追い込みます。
腹から胸へ動かすよ腹筋が上手くなると腹筋がコルセットのように働き腰の支えを補助してくれるようになります。
姿勢を治すことでどちらも解決!
座骨で座るのは良い姿勢になれる身体の使い方!
下腹部を使うのも良い姿勢になれる身体の使い方!
姿勢がよくなる身体の使い方を知り、良い姿勢で過ごす習慣をつくることで腰への負担を大幅に減らすことができます。
昨日の下っ腹でもあった胸を下げずに恥骨をあげるという使い方です!
姿勢と腰の関係、いかがでしたでしょうか?
腰がつらくてピンと来た方は当店にご相談くださいね。