きずな日暮里の藤田です。今回は、「姿勢が悪くなる原因は筋力の不均衡が問題」というテーマで、整体や運動が姿勢改善にどのように役立つかをお話しします。姿勢が悪くなる原因の一つに筋力の不均衡があり、これが長期的に姿勢の乱れや体の不調を引き起こすことがあります。
筋力の不均衡とは?
筋力の不均衡とは、特定の筋肉が過度に強化されたり、逆に弱くなったりすることで、筋肉同士のバランスが崩れてしまう状態を指します。例えば、腹筋と腰筋、胸筋と肩甲骨周りの筋肉など、相対する筋肉群のバランスが崩れると、体は不自然な姿勢を取るようになります。これが続くと、腰痛や肩こり、膝の痛みなど、さまざまな不調を引き起こします。
具体的な例:
前側の筋肉が強く、後ろ側の筋肉が弱い場合: 前傾姿勢になりがちで、腰痛や猫背を引き起こします。
→前後の均衡のくずれ
片側の筋肉が強く、反対側が弱い場合: 体が片方に傾き、骨盤の歪みや肩の高さの違いが生じます。
→左右の均衡のくずれ
均衡のくずれ=歪み
と表現されていることが多いです。
※歪みという表現は医学的に明確に定義づけられた概念ではありません。
※見かけ上は歪んだように見えることから歪みという表現がわかりやすい表現として流行したとぼくは考えています。
筋力の不均衡がもたらす姿勢の問題
筋力の不均衡によって生じる姿勢の問題は、見た目の美しさだけでなく、体の機能にも影響を与えます。例えば、猫背の姿勢では、呼吸が浅くなりやすく、酸素の供給が十分でなくなることもあります。また、関節に不自然な負荷がかかり、関節痛の原因にもなりかねません。
整体でできること
整体は、筋力の不均衡が引き起こす姿勢の問題に対して、以下のようなサポートを提供します。
可動域の改善: 筋肉や関節の柔軟性を向上させることで、動きやすさが増し、姿勢が一時的に改善されることがあります。これにより、筋肉がバランスを取り戻すための第一歩をサポートします。
筋肉の緊張緩和: 特定の筋肉が過度に緊張している場合、その緊張をほぐすことで、姿勢が改善される場合があります。例えば、肩や首の筋肉が硬くなっていると、頭が前に突き出た姿勢になりますが、整体で緩和することで、自然な位置に戻りやすくなります。
整体だけでは難しいこと(運動でできること)
整体は、姿勢を整える上で非常に有効ですが、筋力の不均衡を根本的に改善するためには、以下のようなエクササイズや筋力トレーニングが不可欠です。
筋力のバランス修正: 不均衡を正すためには、弱い筋肉を強化し、過度に強化された筋肉を適切に伸ばすトレーニングが必要です。これにより、姿勢が安定し、体のバランスが整います。
長期的な姿勢改善: 整体による効果を長期的に維持するためには、日常的なエクササイズが重要です。筋力トレーニングやストレッチを継続することで、正しい姿勢が習慣化され、再び筋力の不均衡が生じるのを防ぎます。
まとめ
筋力の不均衡は、姿勢の悪化や体の不調の大きな原因です。整体は、可動域の改善や筋肉の緊張緩和に役立ちますが、筋力のバランスを根本的に改善するためには、運動が不可欠です。整体で体を整えた後に、適切なエクササイズを取り入れることで、より効果的に姿勢改善を達成できるでしょう。
きずな日暮里では、皆さんの個々の目標やニーズに合わせた運動プランと整体サービスを提供しています。ぜひご相談ください。