身体の調子に影響を与える要因
こんにちは。きずな日暮里の藤田です。
私たちは時に、何もしていないのに身体が痛い、朝起きてもスッキリしないなど、思い当たる原因がないまま不調を感じることがあります。今回は、そんな身体の不調を引き起こす要因を「身体」「習慣」「環境」の3つのカテゴリに分けて解説します。
1.身体
・構造的な要因(身体そのものの状態や特徴に関連する要因)
筋肉: 硬さ、緊張、筋力不足
関節: 可動域の制限、関節の痛み
骨格: 骨のアライメント(歪みやずれ)
血行: 血流不良、冷え性
体質: 体型、代謝の速さ、持病
神経: 神経の圧迫、しびれ
感覚: 痛い、辛い、だるい、違和感
2.習慣
日常的な行動やパターンに関連する要因:(これらは身体の使い方や生活習慣全般に影響を与えます。)
姿勢: 立ち姿勢、座り姿勢、歩き方
運動習慣: 運動不足、特定のスポーツやトレーニング
座り方: デスクワークでの座り方、ソファでのくつろぎ方
睡眠習慣: 寝る姿勢、睡眠時間、マットレスや枕の選び方
食生活: 食事の内容、食べるタイミング、栄養バランス
ストレス管理: ストレス発散法、リラクゼーションの取り入れ方
セルフケア: ストレッチ、マッサージ、リハビリ
3.環境
外的な要因(周囲の状況や環境が身体に与える影響に関連する要因)
仕事環境: デスクワーク、肉体労働、長時間の立ち仕事
住宅環境: 住居のレイアウト、家具の配置、部屋の温度・湿度
趣味・レジャー: スポーツ、アウトドア活動、読書、テレビ視聴
移動手段: 通勤・通学の方法(車、電車、自転車など)、長時間の運転
社会的要因: 人間関係、職場のストレス、家庭の状況
気候・天候: 季節の変化、気温、湿度、天候の変化による影響
技術環境: スマートフォンやコンピュータの長時間使用による影響
このように「身体」「習慣」「環境」に要因を振り分けることで、身体の調子に影響を与える様々な要素を整理することができます。そして、「身体」「習慣」「環境」はそれぞれ、変化のさせやすさが違います。
身体は変化を感じやすいです。例えば、筋肉の張りを感じるくらい大きく身体を使えば動かす前と比べてその場で柔軟性が上がります。反対に小さく使って少し力を込めればすぐ柔軟性が低下して硬くなります。
柔軟性を維持したい場合は、大きく身体を使う習慣を作って頻度をあげる必要があります。
硬さを感じた時にスポットでストレッチしたり、してもらったりしても短期的には効果がありますが、小さく使ったその瞬間に硬さがある程度戻るので習慣的に行う必要があります。
一方環境は外的な要因ですから自分だけの力だけでは変えられないものもあります。
変化のさせやすさを数字で例えるなら「環境」は百の位、「習慣」は十の位、「身体」は一の位です。
そのため、健康を改善する一番の近道は、習慣にフォーカスし、積極的に取り組むことです。きずな日暮里では、良い習慣を作るために、特に身体の使い方やクセを変える運動を重点的に指導しています。
お身体のお悩みをお持ちの方は、どんなお悩みでもいいのでぜひ当店へご相談ください。