こんにちは。
きずな日暮里の藤田です。
今回は姿勢を保持するために大切な前脛骨筋(ぜんけいこつきん)について解説します。
ほとんどの方がこの筋肉の名前を聞きなれないかもしれませんが、まっすぐ立つためにはこの筋肉は非常に重要です。
前脛骨筋とは?
前脛骨筋は、すねの部分に位置する筋肉で、脛骨(けいこつ:すねの骨)の外側から始まり、足の甲にある骨に付着します。
この筋肉の主な機能は、足の背屈(つま先を上に引き上げる動作)と、足首の安定化です。
歩行時の着地と蹴り出しの間に、前脛骨筋が活動して足を適切な位置に保ちます。
姿勢への影響
多くの人は、つま先側に重心を取ってしまい、身体が全体的に前に傾いている状態になりがちです。
その姿勢でいると、ふくらはぎの筋肉に負担が集中しむくみの原因になったり、身体がかたむいた状態を補助しようとすることでそり腰になりやすくなったりします。
まっすぐに立つためにはくるぶしに重心を置き、骨の軸で立つ練習をする必要があります。
この立ち方をするとき、バランスを取るために前脛骨筋が使われます。
ふくらはぎの筋肉は使い慣れている方が多いので多少の負担は気にならないかもしれませんが、前脛骨筋を使い慣れていない状態だと、筋肉が弱いうちはすぐに疲れてしまいます。
練習の仕方
前脛骨筋を使い慣れるためにも、日頃からの練習はかかせません。
玄関などの段差を利用して足半分だけで立つようにしてみましょう。
つま先側だけで立つと身体が前に傾いて、ふくらはぎが疲れます。
踵側、くるぶしの重心で立ってみると、すねが疲れると思います。
このすねの感覚が前脛骨筋に効かせられている感覚です。
ポイントは、足の裏はあくまでも水平のままで上げるわけでも下げるわけでもないようにしましょう。
最初はバランスを取ることは難しいかもしれませんが、やればやるほど慣れるものなのですぐにあきらめずに継続しましょう。
きずな日暮里では、この前脛骨筋をはじめとした良い習慣をつくるために重要な筋肉の使い方をお伝えさせていただき、さらに他の部位とも組み合わせたトレーニング種目を指導しています。
トレーニング種目を良い姿勢になれるフォームで取り組むことで、反復動作によって身体が使い方を覚えて意識しなくても良い姿勢になれるような身体をつくることができます。
肩こり、腰痛をはじめとした姿勢が関係するようなお悩みの方は、ぜひ当店にご相談ください。