こんにちは。きずな日暮里の藤田です。
今回は、姿勢改善における「きっかけ」と「本当の改善」の違いについてお話ししたいと思います。
整体で矯正をしてもらった時や軽いストレッチ、運動を行った後、「姿勢が良くなった!」と感じることがあるかもしれません。しかし、これらはあくまで一時的な「きっかけ」に過ぎません。長期的に姿勢を改善するためには、2つの条件が揃う必要があります。
1. 良い姿勢を取れる可動域の確保
まず、姿勢を改善するためには、身体がその姿勢を取るための柔軟性や可動域が必要です。たとえば、背中をまっすぐに伸ばすためには、胸椎や肩甲骨の可動域が十分に確保されていなければなりません。これが不足していると、どんなに意識しても理想的な姿勢にはなりにくく、無理な姿勢をとることで逆に筋肉を緊張させてしまうこともあります。
2. 正しい筋肉の使い方
次に、良い姿勢を維持するためには、良い姿勢になる正しい筋肉を使う使い方が重要です。たとえば、背中を丸めずに座るためには、腹筋や背中の深層筋をうまく活用しなければなりません。ただ筋肉を鍛えるだけではなく、その筋肉をどう使うかがポイントです。
姿勢改善の「きっかけ」と「本当の改善」
肩回しや軽いストレッチは、身体を一時的にリラックスさせたり、可動域を広げる「きっかけ」になります。しかし、これだけで長期的な姿勢改善にはつながりません。
本当の改善とは、上記の可動域の確保と正しい筋肉の使い方が組み合わさったときにのみ、実現できるものです。
そのためには良い姿勢になれる習慣をつくる必要があります。身体の柔軟性や可動域を維持するためには、ストレッチをはじめとした身体を大きく使う習慣が必要です。そして、身体の使い方を覚えて練習する習慣も合わせて必要です。
姿勢改善を実現するためのステップ
可動域のチェックと改善
まずは、どの部分の可動域が不足しているのかをチェックしましょう。胸椎の伸展(背中を反らす動き)や肩甲骨の可動域が重要なポイントです。ストレッチや軽いモビリティトレーニングで改善を図ります。
筋肉の使い方を学ぶ
次に、普段あまり使えていない筋肉を意識して使う練習をしましょう。特に、腹筋や背中の深層筋を正しく使うことが重要です。筋トレだけでなく、日常生活の動作でも意識することで、徐々に良い姿勢を維持できるようになります。
まとめ
姿勢改善は一時的な「きっかけ」ではなく、長期的な「改善」を目指すべきです。可動域を広げることと、正しい筋肉の使い方を習得することで、理想的な姿勢を保つことができます。きずな日暮里では、これら2つのポイントに注目した運動指導や姿勢改善のサポートを行っています。ご興味がある方は、ぜひご相談ください!