こんにちは。きずな日暮里の藤田です。
巻き肩は、見栄え的にも気になりますし、何より肩こりを感じる原因としても有名です。
そんな巻き肩ですが、巻き肩を治そうと肩甲骨を寄せてしまってはいませんか? 実は、それ間違えてます。 肩甲骨を寄せても巻き肩は改善することができません。 今回は巻き肩について寄せては行けない理由と正しい改善方法をお話します。
肩甲骨を寄せても改善できない理由
まず、この図をご覧ください。
この筋肉は僧帽筋(そうぼうきん)という筋肉です。 この筋肉は肩をあげたり、肩甲骨を寄せてくれる筋肉です。 筋肉は使われると収縮され、骨を引っ張ります。
私たちの身体は、筋肉によってこのようなメカニズムで動いているのですが、この僧帽筋使われてしまうと上部も働いてしまい、肩があがってしまいます。 肩が上がると、流れるように動いてしまい、巻き肩を作ってしまいます。
これが肩甲骨を寄せてはいけない理由です。
それに、「寄せる」と「開く」は似ていますが、別の動きです。 肩甲骨を寄せても寄るだけなので、開くわけではありません。 肩を上げないようにするためにも寄せる意識はやめましょう。
正しい改善方法
巻き肩を改善するためには、二の腕を外側に捻る動きが効果的です。以下のポイントに注意して行ってみましょう。
1. 二の腕を捻る
前腕(肘から手首の間)ではなく、二の腕を外側に捻りましょう。これにより肩が自然と下がり、胸が開く感覚が得られるはずです。
2. 柔軟性を保つ
身体は、動かす習慣があると柔らかく、動かさないと硬くなります。巻き肩を防ぐためにも、この動きを1日5回を3セット以上、日常的に行うことを心がけましょう。
3. 習慣づける
慣れてくると、二の腕を捻らなくても肩を下げる動かし方が自然に身についてきます。こうして、巻き肩を改善するための習慣ができていきます。
まとめ
巻き肩を改善するには、肩甲骨を寄せるではなく、二の腕を外側に意識して、肩が下がり、胸が開く感覚を習得する習慣を作ることが一番の近道です。
当店では整体に加え、姿勢改善のためのトレーニング指導も行っています。「正しい動きができているか不安」「巻き肩以外の姿勢の悩みがある」という方は、ぜひご相談ください。