こんにちは。きずな日暮里の藤田です。
腰痛のために腹筋を意識しようとしたり、肩こりのために胸を開こうと思っても意識の仕方がわからないということはありませんか?
身体の使い方を意識できているか確認するためには、トレーニングしている人達がよく使う「効かせる」という感覚を理解することが大切です。今回はトレーニングをしてない人にも知って欲しい「効かせる」という感覚について解説したいと思います。
効かせるとは
ターゲットの筋肉が収縮していることを感じることを指します。
筋肉は使うと筋肉の長さが短くなり、骨を引っ張ることで身体を動かしてくれます。この筋肉の長さ短くなる時、収縮して密に集まるため硬さを感じたり、疲労感やつらさを感じます。この感覚をしっかり感じるように意識することが「効かせる」といいます。
例えば、腹筋の場合、お腹を引っ込めると硬さを感じます。そのまま息を吐くとさらに硬さを感じると同時に疲労感を感じられると思います。それが腹筋に効かせるという感覚です。この時、胸をまった下げないように、むしろ上げた状態で腹筋に効かせられることができると腰痛の予防にも繋がります。逆に胸が下がった時点が身体は丸まってしまうので、その状態でお腹に力を込めてしまうとよけい腰に負担がかかってしまいます。
効かせる感覚のメリット
このように「効かせる」感覚を養うことで身体の各部位に意識を向けやすくなることで、次のようなメリットが得られます
• 筋肉成長の加速:ターゲット筋群に十分な刺激が加わるため、筋肥大や筋力、筋持久力向上の効果が上がります。
• 怪我の防止:不必要な部位に負担がかからず、正確なフォームで狙った筋肉を使えるため、怪我のリスクが低下します。
• クセの改善:日常生活でも筋肉への意識を向けやすくなり姿勢などが改善されやすくなります。習慣化することで生活動作が楽になり、慢性的な痛みの改善にもつながります。
効かせる技術の向上を目指そう
トレーニング中の重量より、効かせる技術が優れていると力を込める負担が重量の負担を上回り、場合によっては軽い重量でも強い「つらさ」を感じることがあります。力を込める負担が上回る範囲内の重量であれば、さらに重いものでも「つらさ」の感覚は大きく変わりません。どんな重量でも効かせるを優先することで、筋肥大や筋力、筋持久力の向上を最大限に引き出すことができます。どんな重さでも感じるつらさが変わらないように感じれるようになるほど、効かせる技術が向上したと言えます。
まとめ
集中力や知識も要するため、効かせることは一気に習得するには難しい技術です。少しずつ感覚を高めていくことが大切で、身体感覚が優れている人は早く感覚をつかめることが多いですが、焦らずに練習を続けることが最も重要です。身体の何かを意識するということは、対象部位に効かせる感覚を意識するということです。お身体に何かしらのお悩みを抱えている方はとても助けになる感覚なので、みなさんもぜひ意識してみてくださいね。