日常生活で姿勢を意識してもすぐに崩れてしまう…
そんな経験はありませんか?こうした悩みを抱える方は実は少なくありません。
良い姿勢を習慣づけるためには、ただ意識するだけでは不十分です。
柔軟性の確保や、良い姿勢になれる身体の使い方を身につけることが重要です。
この記事では、姿勢改善に必要な運動習慣を詳しくご紹介し、無理なく姿勢を整える方法をお伝えします。
1. 良い姿勢になれる身体の使い方を覚えよう!
良い姿勢とは?
良い姿勢とは、横から見た時に次のポイントが一直線になる状態を指します
・耳
・肩
・股関節
・膝
・くるぶし
このポイントが揃うと、骨格と筋肉でバランスよく体を支えられるため、無理な負担がかかりません。一方で、このラインが崩れてしまうと、骨格で支えられなくなり、筋肉に負担が集中してしまいます。
良い姿勢のチェック方法
鏡の前で横向きに立ち、以下を確認してみましょう
・耳より前に頭が出ている場合:首や肩が緊張しやすい
・肩が丸まっている場合:肩甲骨周りが緊張し肩こりを引き起こす
・腰が反りすぎている場合:腰痛の原因になる
・脚が斜めになっている場合:太ももの前やふくらはぎに負担がかかる
このチェックを定期的に行うことで、自分の姿勢の崩れに気づきやすくなります。
良い姿勢になれる身体の使い方
良い姿勢を保つには、次の3つのポイントが重要です。
1. お腹の使い方
目的: 腰が反りすぎるのを防ぎ、体幹を安定させます。
方法: 胸をお腹に近づけるのではなく、恥骨を胸に引き寄せる意識を持ちましょう。この状態で息を吐くと、下腹部に疲労感があれば正しい使い方です。
2. 背中の使い方
目的: 僧帽筋に頼らず、肩甲骨を正しい位置に保つこと。
方法: 肩甲骨を「寄せる」意識ではなく「下げる」意識を持ちましょう。肩甲骨の外側や脇の下の後ろ側に疲労感を感じる動きが理想的です。
3. 重心の取り方
目的: 身体全体を真っ直ぐに保ち、負担を分散します。
方法: かかと重心を意識し、親指と踵だけを地面に接するイメージを持つと効果的です。すねに軽い疲労感を感じられる状態を目指しましょう。
2. 良い姿勢になれる身体の使い方を練習しよう
実践編
上述した「お腹」「背中」「重心」の3つのポイントを身につけるために、以下の練習を行いましょう。
お腹の使い方の練習
1.胸をお腹に近づけるのではなく、恥骨を胸に近づける意識を持つ。下腹部が硬くなればOK。
2.その状態で息を吐き、下腹部に疲労感を感じれば正しい動きです。
背中の使い方の練習
1.両手を合わせて指を喉に向ける。
2.両手を軽く押し合ったまま、肘を下に下げる。
3.肩甲骨の外側や脇の下の後ろ側に疲労感を感じれば成功です。
重心の取り方の練習
1.足の指をグーにして、小指側を浮かせる。
2.親指と踵だけを地面に接するイメージを持つ。
3.そのまま立ち、親指を気持ち浮かせ、すねに疲労感を感じれば正しい重心です。
3. 日常動作で姿勢を意識するコツ
上記の「お腹」「背中」「重心」の使い方を、日常生活に取り入れることで良い姿勢が習慣化しやすくなります。
立っているとき: 3つのポイントを同時に意識する。
座っているとき: お腹と背中を意識するだけでも安定した姿勢を維持できます。
無理のない範囲で少しずつ実践し、身体に覚えさせていきましょう。この積み重ねが、自然に正しい姿勢を保つ力につながります。
きずな日暮里では正しい姿勢作りのために、ストレッチ→運動指導→コンディショニングの順にお客様のサポートやケアをしています。
これらの身体の使い方でのストレッチの指導や、日常生活でもできるようにするための運動指導、運動疲れや日頃の疲れのリフレッシュが目的です。
姿勢でお悩みの方はぜひ当店へご相談ください。