午後の仕事が始まる頃になると、肩がズーンと重たくなり集中力が切れてくる。
最初は良い姿勢を意識して座っているのに、気づいたら猫背や首が前に出た状態に…。
肩を押してみると痛いけど効いていると感じる場所を見つけ、つい強く押しすぎる。
このようなことはありませんか?
長いデスクワークをしたり、同じ姿勢が長時間続くとこのように肩こりで悩む方はとても多いと思います。
そして、肩こりを改善しようと整体にいってもその場はよくなりますが、すぐに元に戻ってしまうことを繰り返しているのではないでしょうか?
これは整体で疲労した筋肉にアプローチをしても、血行不良が改善し、疲労物質が流れるのでその場は肩こり感は改善します。
しかし、その後デスクワークや長時間同じ姿勢を続けることで同じ疲労を繰り返して、同じ場所に同じような負荷を繰り返してしまうので同じ症状が繰り返されてしまいます。
なので、整体では基本的にいまの症状の原因を取り払うことはできますが、症状が元に戻る原因を解決することができません。
これが、長期間もの間症状を感じ続けてしまう理由なのです。
症状が元に戻る原因の代表はやはり「姿勢」です。
姿勢は普段の体の使い方やクセが可視化されたものなので、根本的に改善するためには、体の使い方やクセから見直す必要があります。
例えば肩こりの場合、猫背、ストレートネック、巻き肩と併発することがとても多いです。
これらは、肩をあげることで、背中が丸まり、首が前に突き出て、肩が内巻きになって起こります。
肩を上げるつもりがないのに、無意識に肩をあげることで姿勢が崩れるだけでなく、肩をあげる筋肉も疲労するため、肩こりも感じやすくなってしまいます。
なので、肩を無意識にあげてしまうクセを改善しない限りはどんなにほぐしても繰り返しがちの状態になってしまいます。
ここまで聞いて、整体だけでも症状が解決する方が回りにいるかもしれません。
その人達はなんで?って思う方もいると思います。
その方々は疲れが緩和することで無意識的な身体の使い方がたまたま変わったからです。
無意識的な身体の使い方が整体だけで変わるかどうかは正直どうしても人によるところが大きいです。
そのため、自ら運に頼らず根本的に解決するためには運動がオススメです。
ただ、やみくもに運動をするのではなく、体の使い方を意識した運動が必要です。
運動を通して肩を下げる使い方を身に着けて、繰り返し練習することでだんだんと肩を下げる使い方をクセにするという作戦です。
運動はだいたいは同じ動きを反復動作することが多いので、体の使い方を改善するにはうってつけです。
そのため当店ではデスクワークの肩こりの方に対しても、整体だけでなく、姿勢がよくなる体の使い方をベースにした運動メニューを提供しています。
肩こりがつらいとなかなか動く気力を湧かないかもしれませんが、繰り返さないようにするためにはこのような理由でどうしても運動が必要です。
運動と聞くと抵抗感がある方をいるかもしれませんが、重い物を持ったり、つらい運動をする必要はなく、体の使い方を意識してただ動かすことを繰り返すだけですから、運動が苦手な方もやる気さえどうにかだせれば実践可能だと思います。
ご自身では難しい場合はぜひ当店にご相談いただければと思いますが、この記事の内容をヒントにいろいろ体を動かしてみてください。
その時はぜひやる前とやった後の感覚を比べてみて、変化するかどうかを確認してください。
意外と変化を感じることに驚くと思います。