「最近、歩いていてよくつまずく…」
そんなお悩みをお持ちの方、もしかすると原因は「すねの筋肉」がうまく使えていないことかもしれません。
私たちが歩くとき、地面から足を持ち上げる際に重要なのが「前脛骨筋(ぜんけいこつきん)」というすねの筋肉です。
この筋肉は足首を反らせる働きがあり、つま先がしっかり上がることでスムーズに足が前に出せるようになります。
しかし、デスクワークやスマホの長時間使用、運動不足などの生活習慣によって、この筋肉が衰えたり硬くなったりすると、足がしっかり持ち上がらなくなり、つまずきやすくなるのです。
特に最近は、20代・30代でも同じ悩みを持つ人が増えています。
また、猫背や反り腰といった悪い姿勢も、歩行時の身体のバランスを崩し、筋肉の使い方が偏る原因になります。
こうした姿勢の乱れは、すねの筋肉の働きをさらに弱めてしまうのです。
改善するには、まず「前脛骨筋を意識して動かす」ことが大切。
おすすめの簡単なトレーニングは、椅子に座り、かかとをつけたままつま先を持ち上げる「つま先上げ運動」。
10〜20回を1セット、1日2〜3セット行うだけでも、徐々に筋肉が目覚めてきます。
さらに、歩くときは「背筋を伸ばし、やや大股で、腕をしっかり振る」ことを意識しましょう。
これだけでも、身体全体をバランス良く使うことができ、つまずき防止につながります。
「年齢のせいかな…」と諦めず、すねの筋肉を鍛えることで、つまずきにくくなります。
年齢より習慣が重要です。
毎日のちょっとした意識とトレーニングで、軽やかに歩ける体を目指しましょう!