「体幹ってバランスがよいこと?」
「コアを意識するって何?」
と思っていませんか?
今回は体幹とコアについて詳しく解説します。
体幹とは、頭と手足を除いた胴体部分全体を指す言葉です。
背骨や骨盤周りにある、あらゆる筋肉が含まれます。
一方、コアは体幹の中でも、特に体の深部にあり、姿勢の維持や安定に重要な役割を果たす筋肉の総称です。
具体的には、お腹の周りにあるインナーマッスルを指します。
コアを構成する4つのインナーマッスル
コアは、主に4つの大切な筋肉で構成されています。
これらの筋肉が連動して働くことで、体の安定性が保たれています。
腹横筋(お腹のコルセット)
腹横筋は、お腹をぐるりと一周するようについている筋肉です。
息を吐くときに肋骨を締めるように意識すると、この筋肉が働く感覚をつかみやすいでしょう。
天然のコルセットのように、お腹全体を引き締めて体幹を安定させる役割を担っています。
骨盤底筋(体の土台を支える)
骨盤底筋は、骨盤の底にハンモックのように張っている筋肉の集まりです。
内臓を支え、排泄のコントロールだけでなく、体の土台としての安定性にも大きく貢献しています。
デリケートゾーン付近を締める感覚で意識すると、この筋肉の働きを感じられます。
横隔膜(呼吸と連動する重要な筋肉)
横隔膜は、胸とお腹を隔てるドーム状の筋肉で、呼吸の主役です。
息を吸うと下がり、吐くと上がります。
この横隔膜が適切に働くことで、腹横筋や骨盤底筋との連携がスムーズになり、コア全体の機能が高まります。
骨盤底筋(体の土台を支えるハンモック)
骨盤底筋は、骨盤の底にハンモックのように張り巡らされている筋肉群です。
内臓を正しい位置に保ち、排泄をコントロールするという重要な役割を担っています。
体の土台として体幹を安定させる働きもあり、姿勢の維持にも貢献しています。
いかがでしたでしょうか?
この2つは混同されがちですが、コアは、体幹の筋肉の一部の筋肉と理解で、意識する際の指標がより明確になったのではないでしょうか?
正しい知識がなければ、正しい意識ができません。
ぜひみなさんもコアを意識してトレーニングしてみてください。