トレーニングを始めたばかりの頃はやる気に満ちていても、仕事の疲れや停滞期で「今日はジムに行きたくないな…」と感じる日は誰にでも訪れます。
実は、これはプロのトレーナーでも同じこと。
大切なのは、やる気に頼るのではなく、「やる気がない日でも行動できる仕組み」を作ることです。
今回は、モチベーションの波と上手に付き合い、トレーニングを継続するための科学的な方法を5つご紹介します。
■ハードルを極限まで下げる(2ミニッツ・ルール)
「ジムに行く」ではなく、「ウェアに着替える」だけを目標にしてみましょう。
一度行動を始めると、脳の「側坐核」という部分が刺激され、やる気が後からついてくる「作業興奮」という現象が起こります。
■「なぜ始めたか」を思い出す(内発的動機づけ)
「痩せてあの服を着たい」「健康診断の数値を改善したい」など、あなたがトレーニングを始めた最初の目的を思い出してみましょう。
理想の自分の姿を具体的にイメージすることが、最も強力なガソリンになります。
■ご褒美を用意する(外発的動機づけ)
「トレーニングが終わったら好きなアイスを食べる」「1ヶ月続いたらマッサージに行く」など、自分へのご褒美を設定しましょう。
脳は報酬を予測すると、行動を起こしやすくなります。
■トレーナーや仲間に宣言する(公的コミットメント)
「今週は2回行きます」とトレーナーに宣言してみましょう。他者との約束は、自分だけの決意よりも強い拘束力を持ちます。
これこそが、パーソナルトレーニングが続きやすい大きな理由の一つです。
■完璧を目指さない
週2回の予定が1回しか行けなくても、自分を責めないこと。「0か100か」で考えると、一度の失敗が挫折につながります。
「1回でも行けた自分は素晴らしい!」と認め、次につなげることが継続の最大のコツです。
【まとめ】
モチベーションは、天気のように移り変わる感情です。
大切なのは、そんな感情の波に左右されず、淡々と行動を積み重ねる「習慣」の力。
一人で続けるのが難しいと感じたら、私たちパーソナルトレーナーを頼ってください。
あなたのモチベーションに火をつけ、目標達成まで二人三脚で伴走します。