寒くなってきたいまだからこそ気を付けたい事3選(2025年10月20日 19時59分) 整体院&パーソナルトレーニングジム 姿勢改善Studio きずな日暮里

最近、肌寒い日も増えてきましたね。 日中は暖かくても、朝晩の冷え込みに秋の深まりを感じるようになりました。
こんな季節の変わり目だからこそ、気を付けたい症状があります。 それは「肩の症状」です。
「ただの肩こり」と侮ってはいけません。
なぜ、寒くなりはじめるこの季節が、あなたの肩と深く関係してしまうのか?
そのメカニズムと、本格的な冬が来る前に実践したい対策について詳しく解説します。

■なぜ「寒い」と肩が危険なのか?
寒さを感じると、私たちの体は無意識に熱を逃がさないように反応します。この「防衛反応」こそが、肩の不調を引き起こす最大の引き金となるのです。

1. 無意識の「すくみ」による筋肉の緊張
寒い時、私たちは自然と首をすくめ、背中を丸めて体を小さくしようとします。
これは体温を保持するための本能的な動作です。
しかし、この姿勢は首から肩、背中にかけての筋肉(特に僧帽筋など)を常に緊張させ、ガチガチに硬直させます。

2. 血行不良による「痛み物質」の蓄積
筋肉が緊張して硬くなると、その中を通っている血管が圧迫され、血流が悪くなります。
血液は、筋肉に酸素や栄養を届け、疲労物質(乳酸など)を運び去る重要な役割を持っています。
血行が悪くなると、このサイクルが滞り、疲労物質が肩周りに蓄積。
これが「こり」や「重だるさ」、さらには「痛み」として現れるのです。

3. 夏の「隠れ冷え」による自律神経の乱れ
見落としがちなのが、夏に蓄積した「冷え」です。
冷房の効いた部屋で過ごしたり、冷たい飲み物や食べ物を摂り続けたりしたことで、体は内側から冷えています。
そこに季節の変わり目の急な寒暖差が加わると、体温調節を行う自律神経が混乱。
交感神経が優位になりやすく、体がリラックスできず、常に緊張状態が続いてしまうのです。

■その「肩こり」、放置していませんか?
「いつものことだから」と、この時期の肩こりを放置すると、症状は悪循環に陥ります。
肩の痛みをかばうことで、無意識に首や背中、さらには腰にまで負担がかかり、不調が全身に広がってしまうケースは少なくありません。
また、肩周りの筋肉が硬直した状態では、せっかくトレーニングをしても正しいフォームが取れず、効果が出にくいばかりか、怪我のリスクさえ高めてしまいます。
肩こりが慢性化すると、頭痛やめまい、吐き気を引き起こすことさえあるため、早めの対処が何よりも重要です。

■冬本番の前に!今日から始める「肩を守る」3つの習慣
本格的な寒さが訪れる前に、この3つの習慣を取り入れて、冬に負けない肩のコンディションを整えましょう。

1. 「三首」を温める(物理的アプローチ)
体を効率よく温めるには、「首」「手首」「足首」の三首を冷やさないことが鉄則です。
ここは皮膚のすぐ下に太い血管が通っているため、ストールやマフラー、手袋、レッグウォーマーなどで重点的に温めると、全身の血流が良くなり、肩の緊張も和らぎます。
もちろん、シャワーで済ませず、ゆっくりと湯船に浸かって芯から温まることも非常に効果的です。

2. 「肩甲骨」を動かす(積極的アプローチ)
寒さで固まりがちな肩周りは、意識的に動かすことが大切です。いきなり筋トレをする必要はありません。
まずはデスクワークの合間やテレビを見ながら、両肘を大きく回して「肩甲骨」を動かすストレッチをこまめに行いましょう。
肩甲骨周りの血流が良くなるだけで、驚くほど肩が軽くなります。

3. 「姿勢」の根本を見直す(根本的アプローチ)
そもそも、なぜ寒くなると肩がこる人と、そうでない人がいるのでしょうか?
その多くは「姿勢」に原因があります。
猫背や巻き肩の人は、もともと肩周りの筋肉に負担がかかっているため、寒さという要因が加わるとすぐに症状として現れてしまいます。

■まとめ
セルフケアをしても肩の調子が戻らない場合、それはあなたの姿勢の歪みや、筋肉のアンバランスが原因かもしれません。
当店では、ただ体を鍛えるだけではありません。
あなたの体の癖を見抜き、不調の根本原因である「姿勢」からアプローチすることができます。
本格的な冬が来て、頑固なこりに悩まされる前に。
専門家のサポートのもと、血流の良い「温かい体」と「正しい姿勢」を手に入れ、今年の冬を快適に過ごしませんか?