ガンのリスクを
抑えるためには
何が必要だと
思いますか?
・ウォーキング
・禁煙
・食生活
・体重管理
・がん検診
などでしょうか。
「実は筋トレも、
がんのリスクに
関係している」
そう聞いたことは
ありませんか。
筋トレと聞けば
・ダイエット
・運動不足の解消
・ひざや腰の痛み対策
・強い足腰づくり
というイメージを
持つかもしれません。
実際、筋トレは
関節の痛みをおさえたり
転けない足腰のためにも
必要です。
ですが近年の研究では、
筋肉を動かすことが、
がん細胞の増殖を
抑える方向に働く
可能性が指摘されています。
今日はその仕組みと、
がん細胞の増殖をおさえた
研究データを
お伝えします。
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「一度の筋トレ」が
がん細胞の増殖をおさえる
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2026年3月、オーストラリアの
エディスコーワン大学が、
ある実験結果を発表しました。
乳がんの治療経験がある32名に、
胸や太もも、お尻など、
体の大きな筋肉を使う
筋トレを一度だけ
やってもらいます。
そして
運動前、運動直後、運動30分後の
3回、血液を採取しました。
その血液を、研究室で
がん細胞にかけてみたところ
運動後の血液は、
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運動前の血液に比べて、
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がん細胞の増殖を
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約25%も抑えたのです。
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これは、習慣的に運動している人は
将来がんになりにくいという
統計的な話ではありません。
たった一度の運動だけで、
その日のうちに
血液の中身が変わり、
がん細胞の増え方まで
変わったというデータです。
しかも比較対象は、
他人の血液ではありません。
同じ人の「運動する前の血液」と
「運動した後の血液」です。
つまり、
がん細胞の増え方が
変わった原因は、
その人の体質でも
生活習慣でもなく、
その日その場で行った
筋トレということになります。
この研究では、
負荷をかけて鍛える
レジスタンストレーニング、
心拍数を上げて激しく動く
HIITで
実験をしています。
そして
性質の違う2種類の
運動を試しても、
どちらも同じように
効果が見られました。
つまり筋肉にしっかり
刺激が入ってさえいれば、
運動のスタイルは
問わないと考えられます。
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なぜ、がん細胞の増殖は
抑えられたのか
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なぜ血液の質が
そこまで変わるのか。
カギを握るのは、「マイオカイン」です。
筋肉は、体を動かすためだけの
組織ではありません。
収縮するたびに、
マイオカインと呼ばれる
物質を血液中に放出します。
いわば「ホルモン分泌器官」でもあります。
すい臓は
血糖値を調整する
インスリンを
出しますよね。
筋肉もまた、
動くたびに体の状態を
調整する物質を
出しているのです。
マイオカインには
さまざまな種類があり、
その働きも一つではありません。
・炎症を抑えるもの
・脂肪の分解を助けるもの
・血糖値のコントロールに関わるもの
など、役割は多くあります。
今回の研究で注目されたのは、
マイオカインの
「がん細胞の増殖を抑える働き」です。
興味深いのは、
この物質が大きく増えるほど、
血液ががん細胞の増殖を抑える効果も
大きくなったことです。
マイオカインの増えた量と、
がん細胞に効いた量が連動している、
これが、マイオカインの働きを
疑う根拠になっています。
腕立て伏せやスクワットなど
地味に見える
一つ一つの動作のたびに
筋肉はマイオカインを
送り出してくれます。
そして
筋肉を動かすだけで
血液の中は
がん細胞にとって
居心地の悪い場所に
変わるのです。
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「今日やること」に意味がある
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この研究が面白いのは、
効果が「運動直後」に
確認されている点です。
長年続けてきた人だけが
マイオカインの恩恵を
受けるのではありません。
今日初めてダンベルを
持ったとしても
血液の中では、
すでに変化が起きている
可能性があるのです。
ただ、この血液の変化が
どれくらい持続するのか、
長期的に習慣化した場合に
どこまで積み上がるのかは、
まだ研究段階です。
それでも、
「筋肉を動かした日と、
動かさなかった日では
血液の中身が違う」
という事実は、
筋トレをする意味に
つながるのでは
ないでしょうか。
ガンのリスクを
抑える可能性が
あるのですから。
筋トレは、
肩こりや関節痛のケア
転倒や骨折防止
運動不足解消
肥満対策
などのためと
考えている
かもしれません。
ぜひ、がん予防のためにも
取り入れてみてください。