HANAReは睡眠ををコンセプトとした施設となっておりまして、施術前に睡眠やストレスに関しての
問診やアドバイスをさせていただき、その後ドライヘッドスパを提供させていただいております。
今回は、なぜ不眠症にはドライヘッドスパが効果的なのかをご説明いたします。
不眠症患者は健常睡眠者と比べて、交感神経の過緊張、体温の上昇(本来は睡眠時に体温を下げる必要があります)、夜間の血中コルチゾール濃度の増大(血糖値を上げるホルモンですが交感神経も緊張状態に働かせてしまう)などにより過覚醒状態が持続するため入眠困難や中途覚醒が重症化しやすくなります。
こうした背景から、不眠症患者の過覚醒状態を軽減するため、米国睡眠医学会では筋の弛緩を図ることを有効な治療法と位置付けており、実際に眠りにつくまでの時間の短縮と睡眠の質の向上に大きい効果が、
中途覚醒時間や回数の減少に中程度の効果が確認されています。
筋の緊張や弛緩には交感神経、副交感神経が関係しており交感神経が過度に働きすぎると、全身の筋肉は過緊張(硬くなる)を起こします。それに対して、副交感神経が優位に働いている状態では全身の筋肉が弛緩状態になります。
ドライヘッドスパで強くない刺激で頭の筋肉に触れることで、迷走神経という神経が働きやすくなり結果として副交感神経が優位に働くようになるため、全身の筋肉の緊張が緩和しやすくなります。
前述の通り米国睡眠医学会では筋の弛緩を有効な治療と位置付けているため、ドライヘッドスパは不眠症に対して適したアプローチといえます。
長期にわたる睡眠のトラブルをご自身で改善させるには、様々な取り組みが必要となります。
睡眠でお悩みの際はどうぞ、HANAReにご相談くださいませ。
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