バンブートリートメント
タイ発祥といわれるボディトリートメントで、竹の棒を使って疲れがたまりやすい背中や腕、肩などをほぐしていきます。それぞれの骨格や筋肉、部位に合せて大小の竹からベストなサイズをチョイス。人肌に温めたりエッセンシャルオイルに浸した竹を体の上で回転させながら圧をかけていきます。竹の丸みが筋肉の奥深くまでしっかりと入り込んで、こりや緊張をやわらげるとともに、リンパや血液の流れを促進。脂肪を絶妙にもみほぐすこともできることから、太股やヒップのセルライトケアやスリミングとしても人気です。
竹の力で体をほぐしリンパを促進
エステサロンでのトリートメントはハンドトリートメントが主流ですが、ハンドトリートメントでは得ることのできない独特のほぐし感覚が味わうことができるのが、このバンブートリートメントです。バンブートリートメントでは、一般的な竹ではなく表面が美容トリートメント用にツルツルと肌触りよく加工されたものを使用します。さらに竹を人肌にまで温め、体の部位に合わせて太さ・細さやサイズを選んでいきます。竹の独特の質感と温度が肌にしっとりと馴染み、心地よいリラクゼーションの世界へ。施術時間は平均して60～90分と、ゆっくりと時間をとって行うサロンが多いようです。
バンブートリートメントは筋肉のこりや緊張をほぐす他、滞りがちなリンパの流れを促進して不要な老廃物を体の外に排出。新陳代謝をアップさせることでむくみの解消やセルライトの改善、ヒップアップ、歪みの改善などの効果が期待できることから、美脚トリートメントとしても用いられています。肌になじみやすいという竹の性質を利用し、筋肉の上を回転させたりスライドさせたりすることで体のシルエットを整えるため、くびれ効果やサイズダウンを目指す人におすすめ。竹を当てている際にゴリゴリという音がすることがありますが、体のこり具合に合わせて力を調整するため、痛みを感じることはほとんどありません。
また、強さの加減がしやすく体に負担をかけにくいのもポイントで、痛まないように骨の部分を避け、経絡に沿って体重をかけることで適度な圧を生み出したり、上半身と下半身の体の構造の違いに基づいて異なる温度の竹を使用したりします。こうして数々の細やかな配慮によって行われるため、通常のハンドトリートメントで痛みが生じてしまう人や、ハンドトリートメントでは圧が物足りないという人にも人気です。
またバンブートリートメントは、背中などの体周辺だけではなく、顔の周りにも施術を行うことが可能。顔のむくみの解消、小顔効果、リフトアップなどの効果が期待できます。現在では日本各地のサロンで取り入れられつつあり、気軽に受けられるトリートメントのひとつとなっています。
エキゾチックな香りのオイルを用いたバンブートリートメント
サロンによって異なりますが、バンブートリートメントでは施術の際にオイルを使用する場合があります。特によく使用されるのが「漢草オイル」。漢草オイルはビャクダンエキスを配合した保湿力の高いオイルで、美肌にも効果が期待できるといわれています。
オイルを使用する際は、まず施術を行う箇所をまんべんなくハンドトリートメントで揉みほぐし、その後人肌に温めた竹を用いてトリートメントを行っていきます。漢草オイルに配合されているビャクダンエキスは、お香の原料としてもよく用いられている植物からできており、オイルも深い甘みがまったりと漂う、エキゾチックな香りがします。オイルのエキゾチックな香りが心地よい竹の刺激と合わさることで、深いリラクゼーションの世界へと導いてくれます。
