こんにちは!
市ケ谷整体院の山下です!
ラニーニャ現象の影響で今年は一段と気温が低くなるようですが
この時期に知っておきたい衣服内気候についてご紹介致します!
人の皮膚と衣服の間の温度・湿度・気流による環境変化を地球大気になぞらえて衣服内気候と呼ぶ事があります。
気候の変化で過ごしやすさが変わるように地球レベルでも衣服内レベルでも同じなんですね!
地球の気候は人の力ではどうにもならないですが、自分の服の中の環境ならば工夫次第で何とか調節できそうです!
快適な衣服内気候はほぼ年間を通じて温度30〜33℃、湿度40〜60%、気流10〜40?/秒程度だそうです。
衣服内気候を整える主な条件は、保温と吸湿と吸水。素材選びが何より重要です。
そこで代表的な服の素材であり普段着る事の多いウール・コットン・ポリエステルにはどんな特性があるのでしょうか。
まず保温性。
空気は液体や固体に比べて熱を通しにくいので、保温のためには体の回りに空気をたくさん溜め込んで、いかにそれを保持するかと言うことになります。保温性を素材別に見てみると、ウール、化学繊維、コットンの順番になるようです。
次は吸湿性。
ヒトの皮膚からは自分では意識はしていなくても絶えず水分が蒸発しているので、密封性が高いとすぐに湿度が高くなって不快感が増します。同じ気温でも湿度の違いによって暑さの感覚が変わってくるのは、一般の大気と同じです。吸湿性はウール、コットン、化学繊維の順番になるようです。
最後に吸水性。
遅刻しそうな朝、駆け足で飛び乗った満員電車内で、背中の伝わるひとすじの汗。あまり気持ちの良いものではないし、うっすらと濡れたままにしておくと体温を奪われてしまう。吸水性はなんと言っても、コットンが一番。ウールや化繊はほとんど期待できないようです。
こうして衣服の素材特性を見てみると、冬の服の着方としては素肌に一番近い部分にコットン、その上にウールもしくは化繊素材の重ね着が最適のようでした。
素肌と服の間なんてほんの数ミリから数センチ程度しかないので、その空間の環境調整が衣服の快適さを大きく左右するなんてあまりピンと来ませんが、
地球の大気も手のひらにのせたリンゴを地球に例えると、大気は薄い皮の部分程度しかないのです。
例年以上に寒い今年の冬はファッション性だけではなく快適性も考えて乗り切りたいと思います!
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