最近、冬でもシャワーを浴びるだけって方が大変多いようです。湯船のお湯に浸かることは、シャワーを浴びるだけでは得られないメリットがたくさんあります。冷え体質の人にとって入浴は、体の外側から体温を上げる手軽で効果的な方法です。それだけではなく、全身に水圧がかかることで血流が促進して体温が上がるうえ、老廃物も排出されるため新陳代謝が上がり、冷えの元となる余分な水分が排出されます。また、リラックス作用でストレス解消にもなり自律神経も整います。
とくに夜寝る前の入浴は睡眠中の若々しさの元である成長ホルモンの分泌が良くなるといわれています。また、体内に代謝を活性化させたり免疫力を高めたりするヒートショックプロテインが増えるため、冷えを始めとしたトラブルが起きにくい体になります。
1) お湯の温度は少しぬるめ38℃〜40℃がベスト!
熱いと交感神経が優位になって眠れなくなってしまいます。夜はぬるめのお湯が基本です。食後は少し時間を置いてから入浴を!
2) 10分〜30分程度、ゆっくり肩まで浸かる!
体を温めると言う意味では、半身浴よりも肩まで浸かるほうが効果があります。精神的な疲労の回復にもゆったり浴が◎
3) 上がったら30分以内におふとんに入る!
お風呂から上がったら、湯冷めしないようすぐに衣類を着ましょう。濡れた髪は体温を奪うので、しっかり乾かしましょう。
4) より温まりたいなら入浴剤や植物の力を借りる!
炭酸ガス系入浴剤は血管を広げて血流を促進し、無機塩類系入浴剤は高い保温効果を発揮。粗塩やゆず、すりおろした生姜も薬湯として体温を上げる効果が。
5) 入浴前に体を温めておくと体温上昇効果が高まる!
ツボが集中する手と足を40℃〜42℃のお湯に浸ける手浴や足浴、ツボに熱刺激を与えるドライヤーお灸がおススメです。
いくつかのルールをふまえて、毎日のバスタイムを有意義な冷え体質改善タイムにして下さい。