桜もそろそろ葉桜になり新緑の季節となってきました。日中は随分暖かくて、夏日⁈って感じるくらいの日があるかと思えば、一部の地域では季節外れの雪が降ったりで、まだまだ油断できないですね!
今日は手足の末端ケアに注目したいと思います。実は一度冷えるとさすってもなかなか温まらないのが手指や足指などの末端!特に手には毛細血管がびっしりと張り巡らされており、その毛細血管がねじれたり何かが詰まったりすればすぐに血行が滞り、そのまま放置しておくと毛細血管自体が機能しなくなってしまいます。血液が行き届かなくなった場所は冷える一方になるわけです。
心臓から最も遠い足の指や、静脈と動脈が切り替わる重要なポイントにもなっている手の指といった末端の毛細血管に血液をいきわたらせることができれば、全身の血行も改善され、体が温まっていくでしょう。
古くから伝わる健康法「血の道療法」
1) 足指広げ… 両手の親指と人差し指で足の親指と小指をつまみ、外側に引っ張るようにして広げます。次は人差し指と薬指を開き、最後は中指を伸ばすように引っ張ります。各3秒ずつ5回行いましょう。
2) 足指回し… 足の指の先を1本1本、手の親指と人差し指でつまんで回します。右回しと左回しを各5回ずつ行いましょう。
3) 爪もみ… 手の親指と人差し指の先で、逆側の手の指の爪の生え際の両脇をつまむように挟んでもみ、刺激します。薬指は交感神経を刺激するので避けて下さい。1日2〜3回、各指10秒程度ずつ行いましょう。
4) 指組み… 左右の手のひらを手前にし、指先が手のひら側にくるよう、左右の手指を交互に組み合わせます。組む場所が各指の第一関節より少し指先側になるようにしましょう。そのまま、手の中に卵を入れて包み込むようなイメージで手を軽く握ります。これを1分間するだけで指先から全身の血流が促進されます。
本格的なマッサージや運動などができないときでも、手軽にできるので是非試してみてください。