こんにちは。きずな日暮里の藤田です。
今回は、私たちの身体運動に不可欠な筋肉の収縮と弛緩、そしてそれを補完する拮抗筋について解説します。
身体の使い方を意識するためには、このプロセスを理解がとても重要です。
より効果的なトレーニングと筋肉の健康維持のためにしっかり覚えましょう。
筋肉の収縮(コントラクション)
筋肉の収縮とは、筋繊維が短くなり力を生み出す過程です。
このプロセスには、等尺性収縮と等張性収縮の二つのタイプがあります。
筋肉が収縮するためには、神経系からの信号が筋肉に送られ、カルシウムイオンの放出を促すことで筋繊維の中にあるミオシンがアクチンを引き寄せます。(パワーストローク)
この動作によって、筋繊維全体が短く、密に集まる形で収縮します。
筋肉の弛緩(リラクゼーション)
筋肉の弛緩は、収縮後に筋肉が元の長さに戻り、緊張が解けるプロセスです。
この段階でカルシウムイオンが筋細胞から取り除かれ、アクチンとミオシンの結合が解け、筋肉がリラックス状態に戻ります。
拮抗筋の役割
運動時、筋肉は互いに協力して動作を行います。これには拮抗筋(きっこうきん)が大きく関与しています。
拮抗筋は、特定の動作を行う筋肉(作動筋)に対して反対の動きを提供する筋肉です。
例えば、腕を曲げるときの主筋肉である上腕二頭筋が収縮する一方で、それを伸ばす上腕三頭筋が弛緩します。
同時に、上腕三頭筋が作動筋となり腕を伸ばす動作をサポートする際には、上腕二頭筋が拮抗筋として機能します。
なぜこの知識が重要かというと、特定の筋肉を意識するということは、特定の筋肉を収縮させるということです。
つまり、狙ったところに力を込めて触って硬くなればなるほど、筋繊維が密に集まってるので収縮させることができています。
反対に収縮させた筋肉の反対の筋肉(拮抗筋)は、必ず弛緩します。
なので、これを理解していないと身体を動かす時に意識ができていないということです。
きずな日暮里では、これらの原理に基づいた運動指導を行い、皆さんの健康とパフォーマンスの向上をサポートしています。筋肉の使い方やトレーニングに関するご質問があれば、ぜひご相談ください。
お身体のお悩みがあれば、どのようなことでもご相談ください。当店では、良い習慣の形成と適切な筋肉の使い方をサポートし、皆さんの健康を全力でサポートします!