こんにちは!シャキット整体院の松永です!
本日は腱鞘炎について説明していきます!
腱鞘炎になった場合温めた方がいいのか、冷やした方がいいかなど分からないことが多いと思いますので、説明していきます。
腱鞘炎とは?【一般的には手首、手の指、腕を指す?】
腱:腱とは、筋肉と骨をつないでいる組織です。ひも状の組織で、強度がある組織です。
腱鞘:腱を包む鞘さやです。腱が骨から浮き上がらないように止めてくれる役割をしています。
何かしらの原因で、
腱もしくは、腱鞘に炎症が起こり痛みを発する
炎症による腫脹(腫れあがること)が起こる
腫脹によって、腱の動きが阻害される
痛み以外にも、赤みや熱をもつ
ことを腱鞘炎と言います。
炎症とは、医学的に以下の4徴候のことを指します。
疼痛(痛みが出る)
発熱(熱をもつ)
発赤(赤くなる)
腫脹(腫れあがる)
一般的に、腱鞘炎とは手首や手の指、腕を連想されると思います。実際も、腱鞘炎は手首や手の指、腕に起こることが、最も多いものです。
腱と腱鞘は筋肉と骨をつないでいる組織の為、体の至る所に存在しています。
なので、腱鞘炎とは、手だけではなく足にも起こる炎症です。
腱鞘炎になってしまう原因【一番の原因は使い過ぎ】
腱鞘炎になってしまう一番の原因は使い過ぎです。オーバーユース(overuse)とも呼ばれます。
普段から手首や手の指や腕を酷使されている方は、日頃から筋肉のみならず、腱と腱鞘にも負荷を与え続けていることになります。
●女性ホルモンの影響 女性ホルモン(エストロゲン)は、腱や腱鞘を滑らかに保ち、血管を広げる作用があります。このエストロゲンの分泌が減ったり、変動することで、腱や腱鞘が硬くなり、血流が悪くなります。よって、腱鞘炎になりやすい原因となります。
女性ホルモンの変動が起こりやすい時期
更年期~更年期以降の女性
妊娠中~産後の女性
●疾患の影響 以下の3つの疾患は、末梢の血流が悪くなってしまう為、腱や腱鞘に炎症が起こりやすくなります。また炎症になった場合は、治りにくいと言われています。
糖尿病
関節リウマチ
人工透析を受けている
●加齢の影響 加齢とともに、腱と腱鞘はもろくなっていき、傷みやすくなります。
腱鞘炎の種類【場所によって名前が違う】
腱鞘炎は炎症が起こった場所によって、名前(呼び方)が異なります。
ばね指(弾発指)
手の指の腱鞘炎
手の指の曲げ伸ばしが困難になります。指を動かそうとすると、「カクン」とはねるような、ばね現象が起こります。
ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)
手首の腱鞘炎
手首の親指側にある腱と、腱鞘に炎症が起こります。手首の親指側に、痛みや腫れが起こり、手首の動きが悪くなります。
テニス肘(上腕骨外側上顆炎)
肘の腱鞘炎
肘の外側に痛みが出ます。テニス、デスクワーク、長時間の車の運転が原因で、テニス肘になりやすいと言われています。
腱鞘炎になったら?【冷やした方がいいの?温めた方がいいの?】
一般的には、急性期と慢性期で対応を変えた方が良いと言われています。
ここでの急性期は炎症が出ている時期のことを指します。
●急性期・・・冷やして鎮痛する
●慢性期・・・温めて血行を促す
いずれにしてもケースバイケースなので一概に「こうすべき」と決めてしまわないことが大切です。
温めるにしても冷やすにしても、自分の体の声によく耳を傾けることです
その処置をしたことで
●症状が軽快していくなら、続ける
●症状が増悪していくなら、止める
どのケースにおいても間違いなく言えることは、急性期が過ぎた後も冷やし続けるのは、筋肉の面からも血行の面からもよくないということです。温める方法に切り替えることをオススメします。
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